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ICU看護師の役割と仕事内容、ICUに関する看護研究(論文)(2016/01/19)

公開日: : 最終更新日:2021/11/25 看護師 看護用語 静岡県 ICU 

ICU看護師

重篤な患者を収容するICU。現在では大型病院だけでなく中型病院でもICUの設備が充実しており、今後ますますその必要性は高くなってくるでしょう。また、ICUでの業務は多忙を極める反面、やりがいが多く、ICUから離れたくないと考える看護師が多いのも事実です。

当ページでは、①ICUとは、②集中治療室の分類、③ICU内における医療従事者の配置・役割、④ICU内における看護師の役割、⑤ストレスにおける自己管理の必要性、⑥ICUに関する看護研究・論文、の6つの項目をもとにICU看護に詳しくご説明します。ICUでの勤務を考えている方はぜひ最後までお読みください。

 

1、ICUとは

ICUとは、一般的に重篤な疾患を有する患者を収容し、24時間体制で監視、ならびに治療を行う“集中治療室”のことを指します。

生命に関わる、または関わる可能性のある重篤な患者の監視・治療を行うことから、細やかな室内環境、設備(機器や器具)・人員の確保、さらには感染など各種予防に際する規定が厳格に定められています。

また、ひとえに集中治療室と言っても、「ICU」だけでなく「CCU」、「SCU」、「SICU」、「NCU」、「NICU」など、症例ごとに細分化している病院(特に大型病院)が増えてきています。

 

2、集中治療室の分類

上述のように、ICUは一般的な集中治療室のことを指しますが、現在では多くの病院で症例ごとに細分化されており、それぞれが異なる役割を果たしています。どのような集中治療室が整備されているのか、以下にて代表的な集中治療室の分類と特徴をご説明します。

 

ICU

ICUは「Intensive Care Unit(集中治療室)」の略で、内科外科系問わず、呼吸器や循環器、その他の重篤な急性機能不全の患者を集中的に治療・看護を行う病棟です。以下のように集中治療室が分類されていない病院においては、重篤な疾患を有する患者すべての監視・治療を担う、総合的集中治療室の役割を果たします。

≪入院対象となる疾患≫

弁疾患、冠動脈疾患、大動脈疾患(解離性大動脈瘤・腹部大動脈瘤・腹部大動脈瘤)、食道癌肺癌、膵癌、肝癌、脳腫瘍、脳動脈瘤、頸椎疾患、腎移植、肺炎敗血症など

 

CCU

CCUは「Cardiac Care Unit(冠疾患治療室)」の略で、虚血性心疾患を中心とした心臓疾患の有する患者の治療・看護を行う病棟です。心臓疾患は生死に関わることが多いことから、今や多くの病院で設備されています。

≪入院対象となる疾患≫

急性冠症候群、心筋症、心不全、重症不整脈徐脈、弁疾患、大動脈疾患(大動脈解離)、感染性心内膜炎、肺動脈塞栓症など

 

ICUの冠疾患専門治療室「CCU」|IABP・PCPSなど看護業務の実際

 

SCU

SCUは「Stroke Care Unit(脳卒中治療室)」の略で、脳梗塞などの脳血管疾患を有する患者の治療・看護を行う病棟です。また、ICUより軽度な患者(脳血管疾患以外も)を収容することが多く、いわばICUと一般病棟の中間的存在として活用されています。

≪入院対象となる疾患≫

脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血痙攣てんかんなど

 

SICU

SICUは「Surgical Intensive Care Unit(外科系集中治療室)」の略で、主に大外科手術直後の麻酔下にある患者を短期間(2・3日程度)収容・管理する病棟です。病床に空きがある場合には、ICUに入室予定(予備軍)の患者を収容することがあります。

≪入院対象となる疾患≫

循環器疾患、脳疾患、呼吸器疾患などの大手術後

 

NCU

NCUは、「Neurosurgical Care Unit(脳神経外科治療室)」の略で、脳血管障害術前および術後急性期の脳神経外科系重症患者を収容する病棟です。SCUも同様に脳疾患患者を収容することから、SCUとNCUは基本的に同じ役割を持っているため、統合しているところも多いのが現状です。

≪入院対象となる疾患≫

くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳腫瘍、内頸動脈狭窄症・閉塞症など

 

KICU

KICUは、「Kidney Intensive Care Unit(腎疾患集中治療室)」の略で、急性の腎不全や肝炎によって緊急の処置・管理を必要とする患者、または腎障害を合併した重症患者を収容します。現在ではKICUを設備している病院は多くなく、概ねICUに統合されています。

≪入院対象となる疾患≫

急性腎不全、急性肝炎などの重篤な腎疾患

 

RCU

RCUは、「Respiratory Care Unit(呼吸器疾患治療室)」の略で、重篤な呼吸器疾患を有する患者を収容し、24時間体制で集中的に治療・看護を行います。現状においてはRCUを設備する病院数は少ないものの、呼吸器疾患は生死に関わることが多いことで、開設する病院が増えてきています。

≪入院対象となる疾患≫

重症肺感染症、間質性肺炎、肺気腫、ならびに呼吸不全を招く可能性が高い呼吸器疾患

 

PICU

PICUは、「Perinatal Intensive Care Unit(周産期集中治療)」の略で、いわゆる幼児・小児のための集中治療室です。

≪入院対象となる疾患≫

循環器系、心臓血管系、脳神経系、呼吸器系など、全領域における幼児・小児の重篤な症例

 

NICU

NICUは、「Neonatal Intensive Care Unit(新生児集中治療室)」の略で、低出生体重児などの新生児を収容し、保育器の中で酸素や栄養を与えるほか、脳低体温療法などさまざまな治療を行い、厳密な管理体制の元、新生児の発育を促進する病棟です。授乳指導を合わせて行うことから、助産師も従事しています。

≪入院対象となる疾患≫

出生体重が1500g未満の低出生体重児、出生に際する適応障害・母体合併症、先天異常など

 

⇒ NICUの看護|看護研究とその役割とは

看護師のNICUでの新生児家族との関係性と役割

 

3、ICU内における医療従事者の配置・役割

ICUには重篤な患者が収容され、24時間体制で監視・治療を行うため、十分な医療従事者が配置されていることが義務付けられています。ICU内には「医師」「看護師」「臨床工学技士」「薬剤師」などが配置され、それぞれが専門となる業務を行うとともに、他の医療従事者と連携を図ることで、はじめてICUとしての機能が成立します。以下にそれぞれの医療従事者の役割をご説明します。

 

医師

ICU全体を統括する役割を担い、急変時の治療を行う。重症患者管理に関する知識と高い技能を有する医師(またICUに直ちに対応できる)が常時医療機関内に従事していること。

≪求められる能力≫

複数の診療科及び他職 種と綿密に連携し、治療方針を立案するリーダーシップとコミュニケーション能力が求められる

 

看護師

医師や臨床工学技士と連携を図り、患者の容態の観察、治療における医師の介助、患者の日常生活の援助、精神的苦痛の緩和など、看護全体の役割を担う。常時、患者2名に対して1名以上、必要時には患者3名に対して2名以上の看護師が従事していることが望ましい。

≪求められる能力≫

病態生理の正しい理解を持った上で、患者の綿密な観察を行い、異常を早期に発見(予知)できる観察力と異常発生時の迅速な対応力が求められる

 

臨床工学技士

医療機器、特に生命維持装置の操作を担当するとともに、医療機器の保守・点検・トラブル処理を行う。ICUでの業務に関与できる臨床工学技士またはICUに専従する臨床工学技士が1名以上従事していることが望ましい。

≪求められる能力≫

設備されている全ての医療機器に関する確実な操作法を習得した上で、保守・点検などの確実な管理、トラブル発生時における迅速かつ適切な処置が実行できること

 

薬剤師

ICUでの薬剤の管理・調整などを行う。DDI(薬物間相互作用)の発生数の減少を目的として、昨今ではICUにおける薬剤師の必要性が高まっている。

≪求められる能力≫

迅速かつ適切な薬剤の選択・投与量の提案、医療品管理、ならびに薬剤の服薬指示などに関する他の医療従事者への指導・コミュニケーション能力が求められる

 

4、ICU内における看護師の役割

続いて、ICU内における看護師の細かな役割をご説明します。看護師は主に「観察(モニタリング)」「診察補助・治療介助」「QOL向上のための環境整備」「患者の日常生活の援助」「他の医療従事者との連携」「設備機器の管理」「患者家族への精神的ケア」などがあり、多角的な視点から看護全体の業務を行います。

 

観察(モニタリング)

ICU勤務ならでは業務または役割の1つに心電図の観察があります。心電図により、心拍の異常(不整脈)、STの低下(心筋虚血)、STの上昇(心筋梗塞)など、患者の平常時の状態が分かり、異常の早期発見に役立ちます。また、この他にも設備機器だけでは読み取れない些細な情報を目視や体感によって患者から読み取ることも大切で、直接的に患者の観察を行います。

ICUに収容されている患者は重篤な疾患を有しており、急変を来すことが多いため、設備機器ならびに目視・体感によって患者の病態を常時観察し、急変時の早期発見に努めることが不可欠です。

 

診察補助、治療介助

X線撮影、混合静脈血酸素飽和度モニタ、超音波診断など設備機器を用いた診断や、治療に際する医師の補助も看護師の役割です。この業務は一日の大半を占めることから、各医療機器に精通しているのはもちろん、医師とのしっかりとした連携もとで診断・治療における補助技術を有しておく必要があります。

 

QOL向上のための環境整備

いかなる疾患においても、生活環境の良悪は患者の健康状態、はたまた生存率・早期離床に大きく関わっています。生活環境を整えることで精神状態が安定し、QOLの向上を図ることができるため、清潔保持はもちろん、各医療機器のコードやカテーテル・チューブなどの管の適切な配置(患者にとって不具合がない)、着脱防止への工夫など、患者自身または患者の身の回りの環境整備を徹底しなければいけません。

環境整備|目標設定・観察をもとにした看護ケアの実践と手順

 

患者の日常生活の援助

一般病棟よりも頻度は少ないものの、患者の日常生活を援助し、ニードに応えることも看護師の重要な役割です。清拭や食事介助はもちろん、苦痛・不安の緩和、倫理的葛藤、意思決定における援助など、不安なく安心して生活できるよう、多角的な視点から援助を行います。

 

■他の医療従事者との連携

ICUでは急変を来す可能性が高い重篤な患者を収容していることから、他の医療従事者との連携が上手くいかず、情報が適切に共有できていなければ、病態のさらなる悪化を招き、異常時の対処遅延を起こします。

それゆえ、カンファレンスにおいてだけでなく、業務実施中においても他の医療従事者との情報共有を行い、また臨床工学技士や薬剤師などから専門となる知識を修得する心構えを持ち続けておかなければいけません。

 

■設備機器の管理

ICUには、生体情報監視装置(心電図モニタ、呼吸数モニタ、体温モニタなど)、人口呼吸器、除細動器、血液ガス・電解質分析装置、ポータブルレントゲン撮影装置をはじめとする様々な機器が設備されており、これらは基本的に臨床工学技士が操作・管理を行いますが、臨床工学技士が常時しているとは限らず、異常には手が足りなくなることが想定されるため、看護師も各機器の操作・管理法を習得しておく必要があります。

また、救急蘇生器具(人工呼吸用バッグ、気管挿管用具、酸素吸入器具など)、小外科セット(気管切開胸腔穿刺、腹腔穿刺など)などの器具類においても同様です。

 

患者家族への精神的ケア

重篤な疾患を有する患者は急変の可能性が高く、また医療機器に囲まれた状況や面会制限などにより、患者家族の不安は非常に大きいことが容易に想像できます。それゆえ、看護師は患者の看護だけでなく、患者家族の精神的ケアならびに精神的サポートに尽力する必要があります。また、可能な限り、患者家族のニードを満たすよう行動することも重要な役割です。

 

5、ストレスにおける自己管理の必要性

上述のように、ICU看護師は「観察(モニタリング)」「診察補助・治療介助」「QOL向上のための環境整備」「患者の日常生活の援助」「他の医療従事者との連携」「設備機器の管理」「患者家族への精神的ケア」など、さまざまな業務を行いますが、重篤かつ緊急性の高い患者の看護を行うことから一般病棟よりも精神的負荷(ストレス)が重くのしかかることが多いため、「自己管理」も非常に重要な業務の1つです。どのような場面でストレスがかかるのか、その原因を以下にてご紹介します。

 

①多忙を極める業務の流れ

ICUは重篤な患者を収容し、24時間体制で監視・治療を行う病棟であることから、急変を来した際の迅速な対応が求められます。一般病棟よりも看護師1人あたり受け持つ患者数は少ないものの、業務内容は多く、さらに常に観察を行い、異常の予測・早期発見に努める必要があるため、常時思考を働かすことが多いのが実情です。これにより、身体的な疲労はもちろん、精神的な疲労が蓄積しやすいのです。また、緊急時には罵倒が飛び交うことも少なくありません。

 

②プレッシャーが大きい

1つのミス、たとえば他の医療従事者との連携不足(患者情報の共有不備)、特に引き継ぎにおいて起こりやすく、カルテだけでなく現状の情報を口頭または文面正確な情報を共有できていなければ、患者の離床の遅延だけでなく死亡率が高まります。このように、急変を起こしやすい患者は小さなミスでも死に直結することが多いのです。患者の監視・観察を行うのは看護師の業務であるため、ICUは常にプレッシャーのかかる病棟であると言えます。

 

③知識の習得量が多い

一般病棟からICUに移る場合や新卒者としてICUに勤務する場合、つまり新人ICU看護師は一日の業務の流れはもちろん、ICU設置の特殊な機器の操作・管理や他の医療従事者との患者情報の共有に際する手段、各治療法に関する医師の介助法など、さまざまな知識を習得しなければいけません。

また、ICUは緊急性が高く、中堅看護師からの教授・指導の機会が少ないため、特に新人看護師は多忙を極め、短期間にストレスが蓄積しやすい傾向にあります。さらに、必要最低限の知識習得後も、患者・家族への対応や異常の早期発見のための観察力など、高めるべきスキルが多いため、常に勉強は欠かせません。しかしながら、これは看護師としての自身の能力向上を担い、やりがいの1つでもあります。

 

④死に直面する機会が多い

ICUでは、患者の死に直面する機会が多く、これは患者家族だけでなく、献身的に看護業務を行ってきた看護師にとっても辛いものです。特に新人看護師にとって患者の死は大きなストレスとなることでしょう。人間は順応力が高い生き物であり、人の死を幾度と経験すれば、程度の大小に関わらず“慣れ”が生まれてきます。

ICU勤務歴が長いほど患者の死に慣れ、それが自身のストレスになる度合いは低くなってきますが、人の死に慣れることへの葛藤が次第に芽生えてきます。ICUで勤務する以上、人の生死に関して考えることを避けることはできないでしょう。

 

⑤患者・家族への対応困難

ICU収容患者の多くは人工呼吸器を装着していることで言語による意思疎通ができません。また、患者の周りにさまざまな機器が配置され、面会時間が制限されていることで、患者家族の不安は非常に大きいものです。よって患者・家族への言語による対応は非常に難しく、特に家族に対する不安軽減のためのコミュニケーションは常に配慮しなければいけません。発する言葉に対して配慮・責任を持つことは看護師にとっても精神的負担となり得ます。

 

このように、ICU看護師はさまざまな場面でストレスがかかり、ストレスの蓄積度は一般病棟以上と言えます。また、患者2名に対して看護師1名が必要であり、看護師不足が嘆かれる昨今、特にICU勤務の看護師が不足している場合には、看護師自身のストレス管理は非常に重要となります。

ストレスが大きくのしかかるICUですが、その分“やりがい”が多く、ICUに留まり続ける看護師が多いのも事実。患者の看護業務だけでなく、自身のストレス管理もしっかり行っていきましょう。

看護師のストレス発散・解消のためのコーピングスキル活用術

 

6、ICUに関する看護研究・論文

最後に、ICU領域における看護研究を以下に列挙します。ICU領域の看護に関する調査・研究はこれまで幾度と行われており、どの論文もICU勤務の看護師にとっては非常に有益なものです。

ICU看護師としてさらなる知識の習得、はたまたスキルアップを目指そうと考えている方は、ぜひ以下に列挙する全ての論文を熟読してください。

なお、これらは一部であり、すべて無料で閲覧できる論文です。医中誌やCINAHLなど、大学・病院の図書館などで看護研究を検索できるデータベースは数多く存在するため、ぜひ活用しましょう。

データベース 料金形態 概要
医中誌

(個人利用の場合)

有料

一部無料

NPO医学中央雑誌刊行会が運営する日本で最も権威のある文献データベースで、多くの大学・医療機関の図書館から無料にて閲覧可能。
CINAHL 有料 Cinahl Information Systemsが運営する全世界の看護・保健・医療分野の文献情報を網羅的に収載したデータベースで、多くの大学・医療機関の図書館から無料にて閲覧可能。
CiNii Articles 有料

一部無料

国立情報学研究所が運営する学術論文や雑誌・図書など、約1800万件の学術情報を検索できるデータベースで、看護・医療関係の論文も数多く収録している。
メディカルオンライン 有料 株式会社メテオが運営する、医師や看護師など医療関係者に向けた医療情報の総合WEBサイト。医療情報に加え、文献・論文などを検索・閲覧することができる。
日本看護研究学会 基本無料 日本看護研究学会が開催する年1回の学術集会、年間5号の学会誌、5つの地方会での研究活動報告などを閲覧することができる。
日本看護協会 有料 日本看護協会図書館に所蔵されている国内発行の看護の実践・研究・教育に関する文献や雑誌を数多く検索・閲覧することができる。ただし、会員登録が必須。
MedicalFinder 有料 医学書院ならびに提携するその他の出版社・学会が発行する医学・看護領域の学術雑誌を掲載している。全文閲覧には個人購読契約またはPPVでの購入が必要。
PubMed(MEDLINE) 基本無料 米国国立医学図書館の国立生物工学情報センター(NCBI)が運営する学術文献検索データベース。世界中の主要医学系雑誌に掲載された記事・論文を検索・閲覧できる。すべて英語表記。

 

まとめ

ICUでは、看護師の役割が非常に大きく、多忙を極めることが少なくありません。しかしながら、大変だからこそ“やりがい”が多く、ICUから離れたくないと考える看護師が多いのも事実です。

新人の頃には習得すべき知識やスキルが非常に多く、大きなストレスがのしかかることも少なくありませんが、積極的に勉強に取り組む、献身的に看護を実践すれば、次第に苦労は大きな喜びへと変わるはずです。慣れてきたとしてもICUの業務は非常に奥が深いため、患者のために、自身のために、常に積極的な態度で知識・スキルの習得に励んでください。

佐藤良子 看護師

1965年生まれ、静岡県静岡市在住。スタッフナース歴11年、看護師長歴2年。静岡県内の大学で教育を学び、卒業後は小学校教諭として勤務。後に看護師の道に目覚め、看護学校へ入学し、同県内の総合病院(循環器科)へ就職。現在はイベントナースやツアーナース、被災地へのボランティアなど、幅広い分野で活躍している。

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