家族支援専門看護師|患者と家族の総合ケアの役割と目指し方
近年、看護や介護のストレスから、患者を見舞う家族が体調を崩してしまうケースが増加傾向です。しかも、その影響から、患者も家族も次第に社会から孤立してしまうという『看護・介護問題』が叫ばれ、改善が求められています。 病気や怪我が原因で、病院に通院もしくは入院する患者をケアするのはもちろん、その家族をケアすることも、現在の医療シーンでは重要な役割であり、その専門家の存在が大きくクローズアッ
OJTを取り入れた看護教育の現場における特徴や課題
看護における新人教育の現場で、OJTの重要性が主張されることがあります。臨床の現場で先輩看護師から直接指導を受けながら実践を積むことができるOJTの仕組みや課題点、他の新人教育方法との連携などを踏まえ、日本の新人看護師育成システムにおけるOJTの特徴を浮かび上がらせてみましょう。 1、OJTとは OJTとは「On the Job Training」のことで、職場で実
手浴が看護の現場に果たす役割と効果、実施に際する注意点
看護や介護の現場で、患者の手や指を清潔にするために手浴が実施されることがあります。手浴は足浴や清拭と同じく、自力での入浴が困難な患者に対する清潔ケアの一環でもあり、さらに体温の上昇や冷え取り、血行促進、発汗、デトックス効果などが見込めるとして、妊婦やダイエット中の人に対しても、幅広い人たちにすすめられています。 ここでは看護や介護の現場で活用されるケースをメインに、手浴に期待される効
アナフィラキシーの看護|症状と原因、発症患者への治療・対応
アナフィラキシーの発症者は10万人当たり5~50人(0.005%~0.05)と推計されており、死亡者数は年間で約50~60人にのぼっています。 アナフィラキシーの早期症状の断定は困難でありながら、症状の進行が急速であるため、重篤化を防ぐためにはアナフィラキシーに関する深い知識が必要不可欠です。 早期発見・早期改善を図れるよう、症状、診断基準、原因、治療・対処法、看護などについて
看護師になる前に知っておきたかった!ナースへの憧れと現実14選
2020/06/05 | 看護師あるある
1.シフト表は一見ゆとり…でも現実はもっと超ハード 「ナースはゆとり」という人は少なくありません。たしかに、「週3日・12時間勤務」という求人も少なくありません。早朝からはじまるシフトも少なくありません。オフの日の朝5時に緊急の応援要請の電話が入ることも。 2.医療ケアだけでなく、ナースは便利屋 ナースのしごとは、ドクターと患者さん・患者さんの家族のあいだにたつ仲裁者
看護師の腰痛対策|ボディメカニクスを取り入れた介護・介助法
患者への介助など肉体労働により、介護者(看護師)の多くは腰痛を呈しており、中には腰痛にせいで離職を余儀なくされる介護者もいるほど。 ボディメカニクスの理論を活用することで、介助時の負担軽減はもちろん、患者への安心・安楽な移動を支援することができるため、ボディメカニクスを取り入れた介助法を学び、今後の介助に生かしていきましょう。 1、ボディメカニクスとは ボディ
看護学生・現役看護師“必読”のおすすめ本・雑誌まとめ
2020/06/05 | お役立ち
各患者にとって最適な看護とは何かを突き詰めると、一生を通しても習得するのは非常に困難であるゆえ、看護師は“生涯を通して勉学に励む”必要があります。それゆえ、看護関連の本を読むことは非常に重要で、スキルアップを図る上で欠かせません。 しかしながら、出版されている本の数は非常に多く、どれを読めば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。 そこで当ページでは、看護学生や現
新たな看護方式「PNS」のメリット・デメリットと今後の課題
昨今、PNSという言葉をよく耳にするようになりましたが、詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。そんな方のために、当ページではPNSの概要に加え、メリットやデメリット、今後の課題など包括的に分かりやすくご紹介したいと思います。 PNSは看護方式の1つ!とは知っていてもその詳細をご存知ない方は、この機会にぜひ知識を深めてください。 1、PNSとは 従来は、「
肝臓疾患などに対するTAE(動脈塞栓術)の看護と観察のポイント
主に肝細胞がんに対する安全かつ効果的な治療法として確立されつつあるTAE。適応する疾患が少なく、多くの適応条件が存在することから、TAEに関してあまり知らないという看護師は多いのではないでしょうか。 今回は、TAEについて詳しく解説しますので、どのような治療法なのかよく分からないという方は、ぜひ参考にしてください。 1、TAEとは TAEは「動脈塞栓術(かんど