保育研修|乳児や障害児などテーマ別の内容とレポートや報告書の書き方

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保育研修|乳児や障害児などテーマ別の内容とレポートや報告書の書き方
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保育研修|乳児や障害児などテーマ別の内容とレポートや報告書の書き方(2017/06/22)

公開日: 2017/06/22 : 最終更新日:2022/03/24 お役立ち 保育士 

保育士研修

より良い保育を行っていくためには、保育士の資質の向上が必要になります。園内をはじめ、保育業界ではあらゆる研修会が日々行われ、保育に携わる職員の知識や意見を共有する場となっているようです。ここでは、テーマ別に行われている研修の内容の例をご紹介しましょう。

 

目次

  • 1、保育士の研修
    • 1-1、保育士の研修 (東京都)
    • 1-2、保育士の研修 夏季の研修
    • 1-3、保育士の研修 服装
  • 2、保育士の研修 「テーマ別」
    • 2-1、保育士の研修 「乳児」
    • 2-2、保育士の研修 「障害児」
    • 2-3、保育士の研修 「海外」
    • 2-4、保育士の研修 「運動会」
    • 2-5、保育士の研修 「ダンス」
  • 3、保育士の研修 「レポート・報告書・感想の書き方」
  • 4、保育士の研修 「企業別」
    • 4-1、保育士の研修 「ワンダー」
    • 4-2、保育士の研修 「メイト」
    • 4-3、保育士の研修 「チャイルド社」
  • まとめ
    • 参考文献

1、保育士の研修

保育所に求められる質の高い保育や入所児童の多様な保育ニーズへの対応並びに子育て支援等のサービスは、職員の日常の自己学習や保育活動での経験及び研修を通じて深められた知識、技術並びに人間性が実践に反映されることにより確保できるものである

と保育所保育指針にあるように、保育の質を高めるためには、保育士の自己学習や研修への参加が重要になります。では、どのような研修が行われているのかを確認してみましょう。

 

1-1、保育士の研修 (東京都)

保育士を対象とする研修会は、全国保育士会や日本保育協会をはじめ、あらゆる団体により開催されています。参加する研修を選ぶ際には、研修の内容はもちろん、その日の保育所の勤務体制や開催場所、開催時間などを確認し、応募しましょう。年間を通して東京都で開催される日本保育協会の研修会をピックアップしてみます。障害児保育担当者研修会、乳児保育担当者研修会、改定保育所保育指針セミナー、認定こども園セミナー、働きやすい環境づくりセミナーなどの研修会が現在予定されています。

 

1-2、保育士の研修 夏季の研修

夏休みに入る子どもが多い夏季は、保育士の研修会への参加も多くなります。そのため、特に幅広い内容の研修会が開催される時期でもあるのです。たとえば、ダンスや手あそび、製作やリトミックあそびの提案など、実践に活かせる内容も。保育士としてのスキルアップを目指すなら、夏季の研修会にも積極的に参加していきましょう。

 

1-3、保育士の研修 服装

保育士研修に参加する際、内容によっては服装の指示がある場合があります。たとえば、ダンスの講習がある研修会の場合、ダンスの実践をしながら講習を受けることもあります。「動きやすい服装」「運動着」などと指示があるケースが多いので、事前に確認しておきましょう。主に講義が行われる研修会では、服装の指定がないことがほとんどですが、TPOを意識した服装を心がけましょう。

 

2、保育士の研修 「テーマ別」

研修に参加するとき、まずその目的としてテーマや内容を確認することでしょう。保育に関する研修会は、保育の基礎を学ぶものもあれば、そのとき注目が高い内容のものもあります。ここでは、いくつかの研修テーマを挙げて、その内容を確認してみましょう。

 

2-1、保育士の研修 「乳児」

保育の中でも、特に専門知識が必要になる「乳児保育」。乳児に関するテーマの研修会は、年間を通して見ても多く開催されていることがわかります。「日本保育協会」主催で毎年行われる「乳児保育担当者研修会」の過去の内容を確認してみましょう。研修のねらいとして、保育士として、乳児保育の意義や乳児の発達特性を理解し、保育所並びに個人の乳児保育の実践力を高める。とあり、乳児保育を幅広い視点から考える研修会になっています。開かれた講義の内容は、乳児保育の意義や乳児の心の発達に関するもの、さらに、乳児に起こりうる事故への対策などがありました。いずれの内容も、乳児の保育を担当している保育士であれば、特に参加しておきたいものばかりです。

 

2-2、保育士の研修 「障害児」

近年、保育園によって幅広い保育形態がとられるようになり、障害をもつ子どもの受け入れを積極的に行う園も多くなってきています。そこで、必要となるのが保育士の「障害児」に対する知識です。障害の重度によっても異なりますが、保育士の障害への深い理解がなければ、その子どもに適切な保育を行うことができません。「日本保育協会」が開催する「障害児保育担当者研修会」の過去の内容をみると、保育士として、障害のある子どもの発達特性を理解し、保育園並びに個人の障害児保育の実践力を高める。というねらいをもとに、障害への理解や保育の実践方法、保護者への配慮のしかたなどの講義が行われていました。

 

2-3、保育士の研修 「海外」

保育の質のさらなる向上を目指すために、海外の保育を学ぶ機会も多くとり入れられています。実際に海外に行き、その国の保育に対する考え方や実践方法を見学することで、新たな保育を見出すきっかけにもなります。研修のための資金は、園が負担するケースが多いようです。ただし、海外への長期滞在となる場合は園の職員体制にも大きく関わることなので、しっかりと相談し参加を考えましょう。

 

2-4、保育士の研修 「運動会」

新たなアイデアがポイントとなる「運動会」の研修会は、保育士研修の中でも特に人気の高い研修テーマです。運動会におすすめのダンスをはじめ、楽しい競技アイデアの提案や運動会の進行方法など、さまざまなコツを取り込める機会です。保育に関する研修会を紹介している「メイト」では、毎年「運動会実技研修会」を開催。保育現場を知り尽くした講師を集め、楽しい運動会を目指すことができます。運動会の内容がマンネリになっているなら、ぜひ参加してみましょう。

 

2-5、保育士の研修 「ダンス」

運動会や発表会で必要となる「ダンス」。「ダンスは苦手」「指導方法がわからない」という保育士も多く、ダンスをテーマにした研修会に積極的に参加する姿が見受けられます。「学研」では、「夏の講習会」というダンスやあそびをテーマにした研修会を開催しています。講義というよりは実践しながら、ダンスやあそびの指導方法を習得していきます。子どもに人気のケロポンズをはじめ、保育音楽に携わる幅広い講師が参加しているので、実践力の高い内容になっています。

 

3、保育士の研修 「レポート・報告書・感想の書き方」

保育研修に参加したら、園によってはレポートや報告書の提出が必要になります。園の他の保育士にも研修内容を共有できるように、しっかりと内容をまとめて報告しましょう。一般的な報告書の内容としては、研修会名、講師名、日時、場所、内容、感想などを記述します。講義や講習のメモをそのまま写すというよりは、重要なポイントを抜粋し、保育に活かしやすいようまとめておきましょう。また、研修への参加は、園から学びの場を提供してもらっているということです。そのことを頭において、丁寧に書類の作成をしましょう。

 

4、保育士の研修 「企業別」

保育士研修は、保育に携わる企業が開催しているケースも多いです。保育現場や保育教材と密接に関わっているからこその、新たな情報やアイデアを提供してくれます。ダンスやあそびの実践型の研修会などもあるので、気軽に参加してみましょう。

 

4-1、保育士の研修 「ワンダー」

幅広い保育事業を展開している「ワンダー」では、ダンスや音楽に特化した研修会を行っています。「ワンダーサマースクール」と題した研修会では、2日間に渡って人気の講師を呼び、実演を楽しみながら講習を受けることができます。全国的に開催されていますので、機会があるときにぜひ参加しましょう。

 

4-2、保育士の研修 「メイト」

保育を多方面からサポートする「メイト」でも、さまざまな研修会が開催されています。前にも述べた「運動会実技研修会」をはじめ、歌やあそびを提案する「サマースクール」なども行われています。自身の保育のあそびをさらに広げたい人は、チェックしてみましょう。

 

4-3、保育士の研修 「チャイルド社」

「チャイルド社」も、保育教材をはじめとする保育事業を行っている企業の一つです。チャイルド社が出版している保育雑誌を参考にあそびのアイデアを提案したり、人気の講師を呼んで実践的な講習会を開催しています。

 

まとめ

保育の質を高めるための研修会への参加は、保育士にとってとても重要な機会となります。経験年数に関係なくいつでも学ぶ姿勢をもつことで、柔軟な対応ができる保育士を目指すことができるのです。まずは、興味のある内容から積極的に参加してみましょう。

 

参考文献

保育者研修において付属幼稚園が果たす役割(無藤隆、岩立京子、倉持清美、西坂小百合、森下葉子、青木聡子|2004)

jdepo

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