4月、5月、6月の保育現場で使える壁紙の10のアイデア(2018/04/16)
保育を行う環境作りの上でも欠かせないのが壁画飾りです。季節に適したテーマで壁画飾りを作製していくことで、子どもたちに季節を感じてもらったり、季節の移り変わりなどを学んでいってもらうきっかけにもなります。春は子どもたちの環境も進級などで変わる時期なので、温かい壁画飾りを作製して子どもたちの成長を応援していきましょう。これからそんな4月5月6月といった春に適した壁画飾りの10のアイディアを紹介していくので、是非参考にしてみてください。
目次
1、保育で活用出来る春の壁画飾り
①花のアーチがキレイな壁画飾り
こちらは桜のアーチが可愛らしい壁画飾りです。桜の木の下でピクニックを動物たちが楽しんでいる様子も見ているだけで楽しい気分になれます。風に乗って揺れる風船も印象的で、春の陽気を楽しむ姿が作品から伝わってきます。ピクニックを楽しんでいる足元では菜の花畑が広がり、ピンクと黄色の淡い色調のコントラストが優しい雰囲気を作り出しています。桜の花は花紙を使用してふんわりとした優しく立体的な壁画飾りに仕上げています。
②四つ葉のクローバー探しが楽しめる壁画飾り
出典:黒うさぎの今日この頃
こちらは介護福祉施設「湧昇閣」の壁画飾りとして使用されていた作品です。大きなつくしが非常に目を引く作品で、強い生命力を感じるパワー溢れる壁画飾りとなっています。また、足元に広がるクローバーの中には、四つ葉のクローバーがいくつか隠れているので、四つ葉のクローバー探しを子どもたちと楽しむことが出来るというユニークな遊び心のある仕掛けとなっています。是非、子どもたちと競って四つ葉のクローバー探しをしてみてください。
2、保育で活用出来る4月に適した壁画飾り
③春の花を存分に堪能出来る壁画飾り
出典:メディケアホームゆりかご
こちらは桜を中心としてチューリップや菜の花といった春の花を集めた可愛らしい壁画飾りです。随所に散りばめられたてんとう虫もアクセントとなっています。菜の花は立体的となるように画用紙に折り目をつけて動きが出るようにしています。葉っぱも同様の仕掛けとなっています。このような仕掛けを行うことによって作品が単調にならず、また元気のある活き活きとした印象のある作品となります。また、壁画飾りの上部にはメディケアホームの利用者の方の写真が飾られています。こちらを参考にして、クラスの子どもたちの写真を飾ってみるのもいいでしょう。
④進級をお祝いする壁画飾り
出典:芽生え幼稚園
こちらは、通園バッグを肩にかけて初々しい姿の動物たちの上から桜吹雪が舞う様子の壁画飾りです。心なしかドキドキしているような表情の動物たちをカラフルなチューリップたちが見守ってくれているかのような作品となっています。上に参考画像のように「おめでとう」という文字を添えれば入園祝いや、進級のお祝いとしても活用出来ますし、文字を外せば春の壁画飾りとしてもそのまま使用することが出来ます。
3、保育で活用出来る5月に適した壁画飾り
⑤風で揺れるマーガレットが印象的な壁画飾り
出典:PriPri cafe
こちらは保育誌「Pri Pri」でも紹介されていた壁画飾りのアイディアです。水色と白色の不繊布を重ねて、さわやかなマーガレットの様子を表現しています。花びらの一部分をキュッとつまむとより花らしくなり、また立体的な作品になってきます。マーガレットにつかまって空を飛ぶ動物たちが楽しそうなので、子どもたちと「どこに行くのかなぁ」「お空飛んで気持ちよさそうだねぇ」などと壁画を見ながら、是非会話を広げてみていってください。
⑥いちご狩りを楽しむ動物たちの壁画飾り
出典:芽生え幼稚園
こちらは動物たちがバスケットにいちごを摘んでいく様子が楽しめる壁画飾りです。クローバーの緑にいちごの赤い色がよく映える作品となっています。それぞれのバスケットにいちごはいくつ入っているかなど子どもたちと一緒に数えてみるといいでしょう。まだ数が数えられない子どもたちでも「どのバスケットが1番いちごが多いかな?」などと聞いてみて一緒に確認していくと数を覚えるきっかけとなるかもしれません。
4、保育で活用出来る6月に適した壁画飾り
⑦立体的な渦がおもしろいかたつむりの壁画飾り
出典:ふじっこノート
こちらは紫陽花の上にかたつむりが乗っている梅雨の季節らしい壁画飾りとなっています。空には虹がかかり、可愛らしい顔のついた雨粒たちが雲に乗って雨上がりを楽しんでいます。かたつむりの殻が立体的に見えるように工夫がされており、ページの下部にて殻の作製方法が解説されています。色使いもユニークなので、子どもたちと一緒にお気に入りのかたつむりを見つけてみるといいでしょう。
⑧雨の中でも楽しそうな動物たちの壁画飾り
出典:子供向け季節の壁面飾り
こちらは激しい雨の中でも動物たちが楽しそうに過ごしている様子が描かれた壁画飾りです。雨の季節はなかなか外遊びもままならず気持ちも塞ぎ込みがちですが、そんな時にこの壁画飾りを見ると気持ちも晴れていきそうです。「コアラさんは何色の傘を使っているかな?」などと傘の色当てクイズを楽しんでみたり、作品中央で歌を歌っているカエルたちは何の歌を歌っているのかをみんなで考えてみると想像力も広がっていき、お話も盛り上がるのではないでしょうか。
5、保育で活用出来るこいのぼりの壁画飾り
⑨鯉のぼりの車に乗る動物たちが可愛い壁画飾り
こちらはしょうぶの花が揺れる中かぶとをかぶった動物たちが鯉のぼりの形をした車に乗ってドライブを楽しんでいる様子が楽しい壁画飾りとなっています。この作品1つでこどもの日の魅力が凝縮されているので、子どもたちにこどもの日を説明する時に適した壁画飾りと言えます。なぜこどもの日に鯉のぼりを飾るのかなど、壁画を通じて子どもたちに話していき、日本の行事に対しての興味を持つきっかけとなっていけたら素敵です。
⑩子どもたちとこどもの日を楽しむ壁画飾り
出典:かわいい壁面装飾
こちらもこどもの日の魅力が詰まった壁画飾りとなっています。「鯉のぼりを持ってどこに行くのかな?」「しょうぶの花がキレイだね」などと声掛けをして会話を広げていくきっかけとしていきましょう。また、壁画飾りを真似て、折り紙や新聞紙等でかぶと作りをしてみて、こどもの日をみんなでお祝いするのもオススメです。鯉のぼりも画用紙で本体を作製して、子どもたちにうろこの部分を折り紙やシールなどでデコレーションしてもらうのもいいです。記念となる工作になるので是非保育の中で取り入れてみてください。
まとめ
新入園や進級を迎えドキドキとわくわくが入り混じる子どもたちの心を応援するかのような優しく淡い色調が特徴の春に適した壁画飾りを紹介して参りました。春らしく生命の息吹を感じるような力強い花たちが壁画飾りの中でも多数登場しています。壁画飾りを通じて、子どもたちに春の花を覚えてもらったり、季節を感じるきっかけとなるのではないでしょうか。是非、当記事で紹介してきた壁画飾りを参考にして、日々の保育の活動の中で活用してみてください。
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