幼児の遊び|幼児園児に適したゲームなどの室内遊び10のアイデア

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幼児の遊び|幼児園児に適したゲームなどの室内遊び10のアイデア
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幼児の遊び|幼児園児に適したゲームなどの室内遊び10のアイデア(2017/09/18)

公開日: 2017/09/18 : 最終更新日:2020/12/13 あそび 保育士 

幼児の遊び

幼児は遊びを通して様々なことを学んでいきます。それには発達段階に応じた遊びを保育者が提案していくことが必要となります。これから室内遊びを中心に幼児に適した10の遊びのアイディアについて紹介していくので、参考にしてみてください。

 

目次

  • 1、幼児に適した室内遊びとは
    • 1-1、幼児に適したレクリエーション遊び
    • 1-2、幼児に適した道具を使用した遊び
    • 1-3、幼児の遊びについて書かれた本
    • 1-4、幼児に適した手作り遊び
    • 1-5、幼児の室内ゲーム
  • 2、幼児の遊びを発達段階に応じて振り分ける
    • 2-1、年齢別の動きの獲得に応じた幼児期の運動遊びとは
  • まとめ

1、幼児に適した室内遊びとは

外でめいっぱい身体を動かすのも健康な身体作りや発達において欠かせないことですが、室内遊びを行うのも幼児の成長にとって有意義なものとなります。夏見台幼稚園のホームページでもそのことに触れられていて、室内遊びは手先の器用さを育んでいくとしています。

手は第二の脳と呼ばれているくらいなので、手先の器用さは頭の賢さと密接な関係があると夏見台幼稚園では考えていて、積極的に室内遊びにも取り組んでいます。外でめいっぱい遊ぶのが大きな筋肉を鍛えるとするならば、室内遊びで手先の器用さを磨くのは小さな筋肉を鍛えていくことだと夏見台幼稚園では謳っています。

では、これから幼児に適している室内遊びの10のアイディアを紹介していきます。

 

1-1、幼児に適したレクリエーション遊び

幼児のレクリエーション遊びは子どもの遊びポータルサイトミックスじゅーちゅで紹介されています。

 

①フラフープ送り

フラフープ送り

出典:ミックスじゅーちゅ

 

こちらのフラフープ送りは、一列に並んで手を繋ぎます。そして先頭の子がフラフープを持ち、手を離さないように気を付けながら後ろの子へとフラフープを送っていきます。1番早く列の最後の子へと送れたチームの勝ちとなります。

 

②ボール運びリレー

ボール運びリレー

出典:ミックスじゅーちゅ

 

こちらは、大きい布を広げた上にボールを乗せて2人1組になり布の端を持って運んでいきます。4人で角を1つずつ持ったり、ボールの代わりに風船を乗せて難易度を上げるなどバリエーションを増やすことも出来る楽しい遊びです。

 

1-2、幼児に適した道具を使用した遊び

ベネッセ教育情報サイトにて室内遊びのヒントが多数紹介されています。

 

③ハンカチ折り紙

ハンカチ折り紙

出典:ベネッセ教育情報サイト

 

ハンカチを折り紙のようにして様々な形をして楽しむ遊びです。キャンディやサンドイッチなど身近な食べ物をハンカチで表現してみたり、友だち同士何を作ったか当てっこするのも盛り上がります。

 

ハンカチ巻き寿司

出典:巻き寿司教室ぐるりブログ

 

ハンカチ以外にも無地のカラーハンドタオルを用意して参考画像のように恵方巻などの食べ物を作ってみるのもおもしろいです。

 

④キュボロ・クボロ

 キュボロ・クボロ

出典:木のおもちゃ,jp

 

こちらは穴や溝の空いた積み木を積み上げていって玉の通る道を作り、溝にビー玉を走らせて遊ぶ木のおもちゃです。コースの組み立ては無限にあるので、自ら創造する楽しさを体験することが出来ます。3次元の立体遊びとなるので、視覚や感覚など五感をフルに活用して遊べます。友達と相談しながらより難易度の高いコースの作成に取り組むのもいいでしょう。

 

1-3、幼児の遊びについて書かれた本

次に幼児の遊びについてまとめられた本をタイプ別に紹介します。

 

⑤脳科学本

脳をきたえる「じゃれつき遊び」

出典:脳をきたえる「じゃれつき遊び」 (小学館|正木健雄 井上高光 野尻ヒデ|2004年)

 

幼児期に心と身体が興奮する全身遊びをたくさん経験しておかないと大脳の発達が遅れて、大きくなった時にキレやすい子や集中力のない子に育つ可能性を提示した本です。脳科学の研究結果に基づいて、じゃれつき遊びについてまとめられています。

 

⑥遊び方の解説本

赤ちゃんの発達に合わせて楽しむきほんの遊び

出典:0~3歳 赤ちゃんの発達に合わせて楽しむきほんの遊び142 (小学館|中川信子|2004年7月)

 

ねんねの頃から始まり、3歳までの遊び方が発達段階に応じて142例紹介されています。楽しく遊びながら身体と心がぐんぐん伸びる遊びが紹介されているので、遊び方に困った時や遊び方のバリエーションを増やしたい時などに活用出来そうです。

 

1-4、幼児に適した手作り遊び

保育士や看護師などの子どもに関する資格を持っている人たちによる日本初の子育てサポートコミュニティのママと子ども舎のホームページに手作りの室内遊びのアイディアが掲載されています。

 

⑦花紙遊び

花紙遊び

出典:ママと子ども舎

 

花紙をたくさん用意して破き、花吹雪の様にして遊びます。それだけの工程でも参考画像の様に色の種類があったり、量が多いととてもキレイです。花紙を破く際も、子どもと一緒に破くと、指先の運動にもなったり、ストレス発散といった心の開放にも繋がります。まだうまく紙を破れない子には切れ目をつけてあげると破きやすくなるので、どんどん破るといった動作の体験をさせてあげましょう。

 

花紙風船

出典:ママと子ども舎

 

また花吹雪を行った後もビニール袋に入れて水風船のように楽しんだり、おままごとの食材として楽しんだり、段ボールの中をお風呂に見立てて花紙と一緒に中に入るなどのおもしろい再活用方法もあります。

 

⑧段ボールの家

 段ボールの家

出典:簡単手作りおもちゃの作り方 工作図鑑

 

段ボールの家は隠れ家の様に遊べて、子どもたちも大好きなオモチャです。段ボールの家は大きな段ボールを1つ用意して、煙突は牛乳の紙パック、窓はラップで作成されています。このような段ボールの家を複数作り、お店屋さんごっこをするなどなりきり遊びに発展させてもおもしろいでしょう。

 

1-5、幼児の室内ゲーム

⑨かみなりゲーム

 

⑩電車遊び

 

2、幼児の遊びを発達段階に応じて振り分ける

1、幼児に適した室内遊びでも紹介した夏見台幼稚園では、以下の様に室内遊びを発達段階に合わせて振り分けています。簡単に記載内容についてもまとめて紹介していきます。

発達段階の合わせた室内遊び

出典:夏見台幼稚園

 

①機能遊び

積み木を積んだり、穴の中に物を入れるなど、まずは手先を使うことの楽しさを学んでいきます。

自分の想像したように指を動かせる楽しさや、思った結果にならず次はどうしたらいいかと考えるなど、まずは存分に手先を使える遊びを行いましょう。こちらは手先を動かせるようになった赤ちゃんの頃から楽しむことが出来ます。

 

②象徴遊び

「ごっこ遊び」を始めとした、いわゆる「なりきり遊び」です。

家族ごっこでお買い物を楽しんだり、運転手さんごっこを楽しむなど役柄を決めてそれになりきって遊んでいきます。3歳頃から楽しむことが出来、模倣することや社会的役割を学んでいく意味合いがあります。

 

③構造遊び

積み木やブロックで大掛かりな作品を作ることを楽しみます。組み立てながらその先の展開を予想するなど空間認知の能力や創造性を養っていくことが出来ます。また、友達と協力し合いながら作品を仕上げていくことによってコミュニケーション能力を築いていくことにも期待が持てます。こちらも3歳頃から行える遊びです。

 

④ルール遊び

最後のルール遊びは4歳頃から行うことが出来ます。簡単なルールを守る事が出来るようになる頃なので集団遊びが楽しめるようになります。

規律性の獲得など集団遊びならではの学びもあるので是非行うようにしましょう。

 

2-1、年齢別の動きの獲得に応じた幼児期の運動遊びとは

幼児期は遊びを通して運動機能を鍛えていきます。

また、生涯にわたって必要な多くの運動の基となる多様な動きを幅広く獲得する非常に大切な時期だとされています。従って発達段階に応じた遊びを行っていく必要があります。文部科学省による幼児期運動指針を参考にどのような動きを習得していけるのか見ていきましょう。

 

では、年齢別にどのような動きを獲得していくのかまとめていきます。

 

■3~4歳

日常生活や体を使った遊びの経験をもとに、次第に動き方が上手にできるようになっていく時期です。基本的な動きを習得していくうちに次第に自分の体の動きをコントロールしながら、身体感覚を高めてより巧みが動きを獲得していきます。これらのことからこの時期は、ブランコやすべり台などの固定遊具を使用した遊びやマット運動などの全身を使用した遊びが適しています。

 

■4~5歳

全身のバランスをとる能力が発達し、身近にある用具を使って操作するような動きも上手になっていく時期です。ルールや決まりを作ることにおもしろさを見出す頃なので、集団遊びも楽しめるようになります。これらのことからこの時期は、ドッジボールのようなボール遊びや大縄跳びなどが適した遊びといえます。

 

■5~6歳

無駄な動きや力みなどの過剰な動きが少なくなり、動き方が上手になっていく時期です。全力で走ったり跳んだりすることに心地よさを感じ、ボールをつきながら走るなど基本的な動きを組み合わせた動作も行えるようになります。これらのことからこの時期は、様々なルールの鬼ごっこなど、複雑化した遊びが適しています。

 

まとめ

室内遊びを中心に幼児の遊びについて紹介してきました。子どもの遊びは発達段階に従って広がっていくということも分かりました。幼少期は遊びを通じて運動機能を鍛えたり、手先の器用さ、友達とのコミュニケーション能力などを学んでいくので、発達段階に応じた遊びを保育者は展開していくようにしましょう。

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