レディネスの看護とは|レディネス形成のための4つのポイント(2018/11/10)
皆さんはレディネスという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。普段の生活では耳にする機会が少ないかもしれませんね。今回はレディネスとは何か、レディネスが何に影響するのかを学習していきましょう。
レディネスとは
レディネスとは、準備性や準備ができている状態、またはある学習(課題)に対し、知識、経験、精神、身体などの必要な条件が整っている状態を指し、心理学的な用語のひとつとして用いられています。
レディネス形成のポイント
レディネスの形成は、効果的かつ効率的な学習に影響を及ぼすとされ、レディネス形成が不十分な場合は、効率的な学習成果が得られない場合もあります。学習を行う側のレディネスがどの程度形成されているかがその成果に大きく影響します。レディネス形成のためには、課題を明確にすること、目標を設定すること、目的を理解すること、正しく評価することなどがポイントとなり、繰り返しの学習が重要です。最近では、レディネス形成に着目した、教育・指導が注目され、レディネスに関する研究論文も発表されています。
参考文献
1)レディネス学習の基本的な考え方(宮城県教育研究センター)
2)看護技術学習のレディネス形成を目指した 技術評価演習での学生の学び-1年次の状況設定課題終了後のレポート分析-(旭川医科大学研究フォーラム13 11-18|一条明美、神成陽子、升田由美子|2012年)
1983年生まれ、広島県広島市出身。看護学校を卒業後、広島県内の大学病院(精神科)に就職。夫の転職を機に退職し、妊娠していたこともあり、そのまま専業主婦の道へ。現在は2児のママとして、子育てに奮闘しながら看護師の知識を生かし、在宅ライターとして活動。復職を視野に入れ、看護ならびに心理学の勉強に精を出している。
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