セデーションとは|看護用語(2018/11/16)

セデーションとは
セデーションは「鎮静」を意味し、看護師が日々の看護の中でセデーションの場面に当たることは多く、今やなくてはならない医療のひとつとなっています。
<セデーションを行う場面>
| 検査による苦痛をとる | 胃カメラ、大腸カメラ、気管支鏡 |
| 終末期の苦痛を取り除く | がん患者の終末期(身のおきどころのない痛みに対して) |
| 患者の安静のため | 不穏やパニック状態等で危険な場合 |
セデーションの看護
セデーションは患者の意識レベルを苦痛の感じない程度まで下げることですが、危険も伴うため、看護師は十分な観察と管理が必要です。
<セデーション時に必要な看護>
| ・バイタルサインの確認(特に呼吸状態、場合によって酸素投与)
・意識レベルの確認 ・苦痛のコントロールの程度(痛みをどのくらい感じているか)の評価 |
検査のときは一時的な鎮静で終わりますが、終末期の場合はそうはいきません。終末期の患者の場合、苦痛が強いとセデーションをかけると会話を交わすことができなくなりますし、開始して数時間後に亡くなることもあります。限られた時間に家族が患者と過ごせるように見守り、ときには死を受け入れられるように家族を支える必要があります。
セデーションは耐えがたい苦痛から患者を開放することができると同時に、身体的な侵襲が加わります。看護師には患者の全身管理に加え、終末期では家族への介入も求められます。
東京都在住、正看護師。自身が幼少期にアトピー体質だったこともあり、看護学生の頃から皮膚科への就職を熱願。看護学校を経て、看護師国家資格取得後に都内の皮膚科クリニックへ就職。ネット上に間違った情報が散見することに疑問を感じ、現在は同クリニックで働きながら、正しい情報を広めるべく、ライターとしても活動している。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ナースのヒント の最新記事を毎日お届けします
こちらの記事もおすすめ
-
看護用語
-
健康増進の意味を持つヘルスプロモーション。現在、企業や教育機関、医療機関などさまざまな現場で
-
看護計画
-
川崎病の看護計画|原因と症状、看護過程、アセスメント、看護問題
川崎病は乳児および小児に発生する血管炎の疾患で、学生時代の小児科実習で受け持った人も多いことでしょう
-
看護計画
-
低出生体重児の看護|原因やリスクと看護問題、看護目標、看護計画
赤ちゃんが生まれてくる喜びは計り知れないものです。しかし、生まれてきた赤ちゃんが小さかったり
-
お役立ち
-
看護師の「もしも」の時に頼れる!個人加入できる賠償責任保険3選
看護師の“万が一”を守ってくれる看護職賠償責任保険。看護師も1人の人間であり、いつでも完璧な
-
看護計画
-
縫合不全の看護|原因、予防、症状と看護計画(OP・TP・EP)、観察項目
医療は日進月歩していますが、まったく合併症の存在しない手術はありません。消化管をつなぐ消化器外科領域


