保育ネタ|出し物、お楽しみ会、自己紹介などの保育ネタを学ぶ(2017/06/04)
日々の保育活動や遊びの内容、お楽しみ会など保育士が計画しなくてはならない計画はたくさんあります。ですが、何年も保育士を経験していくと段々ネタが尽きてしまう時があるのではないかと思います。そういった時に参考になりそうなネタのアイディアを紹介してくれる保育誌などをこれから紹介していきます。保育活動でのネタに困った時に参考にしてみてください。
1、保育のネタとは
保育ネタに悩んだ時に参考になりそうな保育サイトは、学研が運営している保育CANや、保育誌の中でも売れ行きナンバーワンとされるPri Priが運営するPri Pri cafeなどが挙げられます。
出典:保育CAN
こちらは保育CANで紹介されている「ちくちくはっち」という遊びで、スーパーの袋などに絵を描いたものを膨らませて、2人で1組で人差し指だけを使い、床に落ちないようにちくちくと袋を指して持ち上げながらゴールまで運ぶという遊びです。
材料が特別なものを使わないことも手軽でおススメですし、友達とペアになって取り組むのでコミュニケーションを取るきっかけになったり、仲を深めるきっかけになるかもしれないので、まだまだ進級したばかりのこの時期に向いている遊びだと言えます。
出典:月刊誌ピコロ
上記のような保育ネタを集めたものが、学研から出版されている月刊誌ピコロで多数紹介されているので、とても参考になると思います。こうした遊びの紹介のほかに行事のアイディアやお便りに使えるイラスト集まで掲載されているので大変活用的です。
出典:Pri Pri cafe
対して、世界出版社から刊行されている保育誌Pri Priは、月刊誌ピコロと比べると工作ネタの比重が大きいように感じます。
ですが、Pri Priで紹介されている工作ネタは、上記の参考画像のように子どもたちの目を引くカラフルな色合いで作成されているものばかりで、真似して作成するだけかなり完成度が高いものが出来上がることが予想されます。
出典:Pri Pri cafe
まだ自分でうまく工作を行うことが難しい0・1歳児クラス向けに、保育士が土台を製作しぐるぐると身体に円を描いてもらうだけで可愛く仕上がるような子どもの日の工作も紹介されていて、どの年齢のクラスでも幅広く参考にすることが出来ます。
出典:PriPri プリプリ 2016年4月号
上記のような工作のアイディアを中心に、壁画制作のアイディアや保育士向けのコラムなども掲載されています。保育士として悩んだ時やトラブルを抱えた時などのヒントになりそうな、保育士としての明るい部分だけでない側面も取り上げた特集も扱われているので困った時に読むだけで心が軽くなる事もあるかと思います。多方面に優れた保育誌です。
1-1、保育園での出し物のネタのアイディア
保育園での出し物のネタで参考になりそうなものをこれから紹介していきます。
出典:出し物たっぷりネタ帳 (ひかりのくに|2009年10月)
こちらの保育書は、ペープサート、パネルシアター、マジック、手遊びなど定番の出し物のネタが一冊に詰め込まれています。誕生会や、入園式、クリスマス会などにも対応した内容となっているのでネタに困った時に活用出来そうです。
出典:年中行事のペープサートシアター : 季節の行事 ふだんの保育 いつでも使えるネタがいっぱい! (ひかりのくに|2012年10月)
こちらは、ペープサートシアターのネタばかりを集めた保育書です。
ペープサートとはウチワ型紙人形劇のことを指します。
出典:国際こども・福祉カレッジ
上記の参考画像のように紙と割りばしで作成するのが基本となります。
保育書では、歯磨き、避難訓練、食育といった保育活動で取り組んでいきたいような内容のものが詰め込まれているので、楽しみながら生活習慣を身に着けていくことが出来ます。
YouTube内にて、ひかりのくに書籍編集部による、「おおきなかぶ」を題材としたペープサートも紹介されています。
歌を交えて子どもたちが聴き取りやすいようなトーンでゆっくりと話しているのが印象的な動画となっているので、他の題材を扱う際にも参考になるのではないでしょうか。
1-2、保育園のお楽しみ会のネタのアイディア
次に、保育園でのお楽しみ会のネタについて参考になりそうなものをまとめます。
お楽しみ会での出し物は、保育士が子どもたちに出し物を行う場合や子どもたちが歌や劇に取り組む場合があります。
参考画像:アイン保育園
こちらのアイン保育園では、「たまごのあかちゃん」の絵本に倣い、ひよこに扮した子どもがにわとりに扮したお母さんのところまで歩いて行くというゲームを0歳児クラスで行っていました。
参考画像:アイン保育園
2歳児クラスでは「おおきなかぶ」を題材に子どもたちは絵本の中で登場する動物などに扮して演劇する姿を保護者の方たちに披露しました。このように子どもたちの成長具合に合わせてお楽しみ会のネタの計画を立てていくことが大切です。
出典:あいりす保育園
上記の参考画像のあいりす保育園では、新年のお楽しみ会でキャラクターの顔の福笑いを行っていました。キャラクターで行うと子どもも盛り上がり、とても楽しそうです。こうした行事ならではのネタも積極的に計画して子どもたちに楽しんでもらいましょう。
保育士が出し物をする場合は、ぺープシアターやパネルシアターなどの場合が多いようですが、参考動画の境木保育園の様に保育士が楽器を演奏したり踊りを披露するといったアイディアもあります。
出典:なかやま保育園
他にも食育の1つとしてお楽しみ会でバイキング形式による給食を楽しむ保育園も増えてきているそうです。思い思いに子どもたちがお皿に盛り付ける様子もとても楽しそうです。お楽しみ会ならではのバイキングの給食も、お楽しみ会の雰囲気が高まりおススメです。
2、保育園での自己紹介のネタのアイディア
新しいクラスを受け持つ時や保育実習などで初めて保育園を訪れた時、子どもたちの印象に残る自己紹介でスタート出来ると子どもたちとの壁が早く取れ、その後の保育もスムーズに進むかもしれません。
これから、自己紹介をする際に使えそうなネタをいくつか紹介するので是非参考にしてみて下さい。
出典:新潟こども医療専門学校
こちらの学校では、りんごの中からはらぺこあおむしのキャラクターが出てくる仕掛けになっており、お腹に名前が書かれています。子どもたちに馴染みのあるキャラクターを使用するとウケもよく、印象に残りそうです。
出典:札幌医療秘書福祉専門学校
こちらの学校は、名前の文字1つ1つをしりとりに置き換えてイラストにしています。
参考画像のように鈴木さんだと「スイカのす」と順番に言っていったり、子どもたちにクイズのように当てていってもらうのも楽しいです。
YouTubeにも自己紹介動画は多数投稿されていて、参考動画の鶴川女子短期大学ではしりとりの形式での自己紹介の様子を紹介しています。「ふうせん」「くま」など子どもたちが見てすぐ分かるイラストで構成され、ドレミの歌のメロディに沿って紹介しているので子どもたちも関心を持って最後まで見ることが出来るはずです。
これまで紹介してきた自己紹介のように工夫して楽しい自己紹介を考えると子どもたちも喜び、自己紹介の場も盛り上がるのと思うので、是非素敵な自己紹介を考えてみて下さい。
まとめ
保育園で行う出し物などのネタについてまとめてきました。
どうしても勤務年数が上がってくると出し物のネタに困ることもあるかと思いますが、ネタのマンネリ解消になるような保育書や実際の保育園の実例を交えて紹介して参りました。
出し物のネタなどは、ぺープシアターであったり歌や劇など様々な形態があるので、自分の取り組みやすいものを探して、子どもたちが楽しめるよう工夫をしていきましょう。
参考文献
保育CAN(学研教育みらい)