グッズ・用品|保育実習や入園準備で使える手作り自己紹介・収納グッズ(2017/07/03)
保育園で保育を行っていると、さまざまな専用グッズや用品を使用します。専門の販売企業では、保育をもっと楽しく、そして安全にできるよう工夫されている保育グッズや用品が幅広く展開されているのです。ここでは、便利な保育グッズや用品をテーマ別に覗いてみましょう。
目次
1、保育園の「収納グッズ・用品」
保育をするうえで重要となるのが、保育室の「環境の整備」です。遊具や用具はきちんと片付いていないと、怪我の危険があるだけでなく子どもの遊びも展開しにくくなってしまいます。反対に、きれいに片付きすぎてしまっていても、保育室が殺風景になり子どもが自由な遊びに入りづらくなってしまいます。ここでは、保育室の収納に特化したグッズや用品を確認してみましょう。
1-1、「ロッカー」で上手にモノの管理を
園児が登園し、まず向かうのが自分のロッカーです。着替えや道具、カバンなどをしまって自己管理するその子のスペースとなります。「自分のものは自分で管理する」ということを子ども自身が実践できるようにするためにも、園生活の流れに合った使い易いロッカーのかたちを選ぶことが大切です。
出典元:フレーベル館
こちらのロッカーは、保育園で使用されている定番スタイルのロッカーです。カバンをかけるスペースのほかに、道具や着替えなどをしまえるスペースもあるため、用途に合わせて活用できます。
出典元:フレーベル館
また、引き出しのスペースを大きくしたものや、細かく区切られているものなど、ロッカーにはさまざまなデザインがあります。園の生活スタイルを照らし合わせ、どのようなデザインが使い易いかをよく考えてみましょう。
1-2、絵本や玩具の「収納棚」
保育室の中でも整理が難しいのがたくさんの絵本や玩具。自由遊びの時間、子どもがさっと手を伸ばして遊び始められるようにするとともに、保育スペースの邪魔にならない配慮も重要なポイントです。子どもが自発的に片付けできるような収納棚を探してみましょう。
出典元:フレーベル館
絵本を本屋さんのように前向きに陳列できる収納棚です。そのシーズンに合うもの、おすすめの絵本などを手に取りやすいスペースに並べておくことで、子どもの興味を引くこともできます。また、絵本が子どもの手に届きやすくなるので、身近な存在になるのもうれしいですね。
出典元:フレーベル館
少し変わったかたちをしていますが、こちらも絵本や玩具を整理整頓するための収納棚です。クネクネとした曲線によってさまざまな大きさのスペースができ、あらゆるかたちの玩具を収納することが可能です。また、保育室の仕切りにもなるため、活動を分けたいときにも活躍してくれます。
1-3、ほかにも便利な収納グッズ・用品
これらの収納グッズ・用品のほかにも、園生活で欠かせない収納はたくさんあります。園の生活の流れを思い返しながら、どのようなものがあるとさらにスムーズな生活が送れるかを考えてみましょう。
出典元:フレーベル館
カバンや着替え袋、手拭きタオルなどを吊り下げて収納できる折りたたみ式スタンドです。フックに引っ掛けるだけなので、低年齢の子どもにも簡単に支度できます。必要のないときは折りたためるので、スペースを気にすることなく使えますね。
出典元:フレーベル館
子どもの歯ブラシを衛生的に保管するための「歯ブラシスタンド」。歯磨きをしたら、すすいでこのスタンドに立てて消毒します。歯ブラシ同士が触れにくくなっているため、清潔を守るためには欠かせないアイテムです。
このように、子どもや保育士が園で過ごしやすくするためには、適切な収納を揃えることがポイントとなります。なにが必要でどのように使用したいのかを保育士の中でよく話し合い、保育の向上につなげていきましょう。
2、保育園の「入園準備グッズ・用品」
今度は視点を園児の方に変えてみましょう。保育園に入園する際、園生活を送るために必要なグッズや用品を各家庭に揃えてもらうことになります。園によっては、必要最低限のもののみに抑えているところがあれば、園服やカバンなどを揃えるところもあります。ここでは、保育園の入園時にどのようなものを準備しているのか、いくつかの例をみてみましょう。
2-1、「登園・降園時」に必要なグッズ・用品
通園のときに必要となる通園バッグや帽子。もちろん、保育園の中には不要なところもありますが、その保育園の園児だということを示すことができます。では、どのようなものがあるのかを確認してみましょう。
出典元:「Gakken」
「通園バッグ」は、このような手提げタイプのものもあれば、リュックタイプやショルダータイプのものなどさまざま。好みもありますが、まずは子どもが使い易いかどうかをよく考えましょう。
出典元:「Gakken」
「連絡帳」は、園と家庭のやりとりをサポートしてくれる重要なアイテムです。選ぶときは、中身がどのような記入項目になっているのかもよく確認しておきましょう。
2-2、「園生活」で必要なグッズ・用品
園生活では、食事や午睡、製作や運動などさまざまなことをして過ごします。これらの生活で使用するグッズ・用品は、それぞれの保護者に購入してもらうケースがほとんどなので、統一すべきものかどうかをよく考えてみましょう。
出典元:「Gakken」
「防災頭巾」は、一人ひとつ必ず常備しておかなければならない備品です。中には、保護者に手作りをお願いする園もありますが、準備作業の負担を減らすために購入するケースが多いようです。園ではどのように管理するのかも、合わせて考えておきましょう。
出典元:「Gakken」
子どもが遊びや製作をするときに使用する道具をまとめる「おどうぐばこ」は、ずっと使い続けることを配慮し、壊れにくいものを選びましょう。この中に入れるハサミやクレヨン、のりなどの道具類も、子どもの使いやすさを重視し、適切なものを選びましょう。
これらのグッズ・用品を全て購入するとなると、入園時には保護者にかなりのコストがかかります。無駄遣いのないように、園生活で重要なものをリストアップしましょう。
3、保育実習の「自己紹介グッズ・用品」
今度は視点を大きく変えて、保育実習をする実習生におすすめのグッズ・用品をご紹介しましょう。実習では、いかに子どもを自分に引き寄せるかが大きな勝負どころ。ですから、実習初日の「自己紹介」が大切になるのです。子どもが楽しくなるような自己紹介グッズを手作りし披露してみましょう。ここでは、いくつかの自己紹介グッズを動画でご紹介します。
3-1、「絵本」で自分を知ってもらう
この動画では、実習生が自己紹介のための絵本を手作りしています。好きな動物や食べもの、誕生日などを絵本で紹介することによって、子どもも夢中になって話を聞こうとします。できる限り大きく作って、みんなによく見える自己紹介絵本を作っておきましょう。
3-2、「名前」を覚えてもらう
名前の文字を一つずつピックアップし、ものに例えて紹介していきます。「次はなにが出てくるんだろう」と、子どもが楽しく参加できるので、子どもの言葉遊びにもつながります。イラストや貼り絵などを使って、自分の名前を一文字ずつ覚えてもらいましょう。自己紹介のあとには、子どもの名前を使って遊んでみても盛り上がりそうですね。
このように、アイデア一つで楽しく自己紹介をすることができます。手作りグッズで、子どもがワクワクするような遊びにたくさんチャレンジしましょう。
4、保育園の「手作りグッズ・用品」
保育園では、「こんなものあったら」と思ったときに、手作りをしてしまうことがよくあります。コストがかからず簡単に作れるので、保育士さんのアイデアを集めて便利グッズや用品をたくさん作ってみましょう。ここでは、すぐに手に入りやすい「牛乳パック」で手作りしたものに絞ってご紹介します。
4-1、「腰掛けベンチ」
出典元:長岡市
園の玄関で靴を履くとき、ちょっとしたベンチがあると子どもも靴を履きやすくなります。こちらは、長岡市にある子育て施設の腰掛けベンチ。牛乳パックをつなぎ合わせただけですが、しっかりとベンチの役割を果たしています。ポイントは、パック一つひとつの中にも、畳んだ牛乳パックを詰めて強化すること。座っても壊れにくい頑丈なベンチができます。
4-2、「踏み台」
出典元:長岡市
子どもの手が届かない場所には、手作りの「踏み台」を作ると便利ですね。先ほどのベンチのように、椅子型になるよう牛乳パックを貼り合わせていくだけなので、こちらも簡単に作ることができます。
4-3、「室内玩具」
出典元:西光寺保育所
牛乳パックでさまざまな大きさや形のブロックを作っておけば、室内遊びに活用することができます。乳児には、ハイハイや歩行の練習に使ってもいいですね。年齢によって使い方を変えて楽しんでみましょう。
このように、各家庭から順次牛乳パックを集めておけば、さまざまなグッズ・用品を手作りすることができます。「リサイクル」の一貫にもなるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
まとめ
保育園は、さまざまなグッズ・用品で溢れています。購入・手作りしていくときには、その安全性や利便性、コストなど、あらゆる観点で選ばなければなりません。保育をしていく中で、どのようなものが必要なのかを考えることも保育士には必要なこと。子どもの姿を思い浮かべながら、適切なものを選ぶように心がけましょう。
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