1月、2月、3月の保育現場で使える壁紙の10のアイデア(2018/01/16)
保育を行っていく上で、子どもたちに季節の変化を感じてもらい、また保育園の環境を楽しんでもらう為に欠かせないのが保育園の教室などに飾る壁面です。壁面は季節ごとに変えていくだけでなく、行事をより盛り上げる為に壁面飾りを使用することもあります。今回はそんな壁面飾りのアイディアを1月2月3月に絞って紹介していきます。お正月、節分、ひな祭りといったその時期にある行事の壁面飾りのアイディアも併せて紹介していくので参考にしてみてください。
目次
1、保育で活かせる1月の壁面飾り
①雪だるまの壁面飾り
出典:病児保育室「まつぼっくり」ブログ
こちらは、病児保育室に通う子どもたちが作製した雪だるまを壁面に飾った様子です。思い思いに描かれた雪だるまが元気いっぱいに飛び出していて、保育室の雰囲気も明るくなりそうです。雪だるまのボタンや手袋などを毛糸などで作り、立体的な作品に仕上げてみると動きが出てより迫力のある壁面飾りになるでしょう。
②餅つきの壁面飾り
出典:橋本小学校おやじの会
こちらは動物たちが餅つきを楽しむ様子を描いた壁面飾りとなっています。伸びた餅が綿で表現されていて、餅の柔らかさが上手に表現されています。また、周りに散りばめられたモチーフもかまぼこや伊達巻などおせちを思い出すユニークでおいしそうなモチーフで思わず笑みがこぼれてしまう作品です。
2、保育で活かせる2月の壁面飾り
③雪遊びの壁面飾り
出典:PriPri cafe
こちらは動物たちが雪遊びをしている様子を壁面飾りで作製しています。冬の寒い様子が描かれながらも元気に動物たちが外遊びをする様子は自分たちと重ね合わし、子どもたちは親しみを感じます。また、一部をキルト芯を使用して作製することで暖かそうな様子が出ている手袋の中にくるまる動物たちからはほっこりとした魅力が出ています。寒くて外での活動が億劫になりがちな2月にぴったりの壁面飾りと言えるでしょう。
④雪合戦をしている壁面飾り
出典:creema
こちらは子どもたちが外で雪合戦をしている様子が壁面飾りで描かれています。寒空の下でも元気な表情が輝く子どもたちが魅力的な作品です。保育園など少人数のクラスであれば描く子どもたちの姿をクラスの子どもたちをイメージして作製すると子どもたちはより喜ぶでしょう。
3、保育で活かせる3月の壁面飾り
⑤菜の花がキレイな壁面飾り
出典:マーブルプランニング
長かった冬が終わり春の訪れを感じることの出来る優しい黄色の菜の花が特徴の壁面飾りです。上のお花の妖精たちは保育者が作製し、菜の花のパーツの部分は子どもたちと一緒に作製してみるのもおススメです。妖精やちょうちょたちが何の歌を口ずさんでいるのかなどを子どもたちと一緒に考え、話し合ってみると楽しい気持ちになれるでしょう。
4-1、保育で活かせる正月の壁面飾り
⑥二ヶ月使える壁面飾り
出典:PriPri cafe
こちらは2ヶ月使える壁面飾りのアイディアです。真ん中でスケートをする雪だるまは、上下を逆さまにすると鏡餅として使用することが出来ます。また、雪だるまの周りで滑る動物たちも、鏡餅のお飾りをする動物たちとして活用することが出来るのでメインパーツを使い回せておススメです。正月の壁面を飾るのは短い期間なので上手にこのようにリメイクが出来る壁画を選ぶといいでしょう。
⑦干支が学べる壁面飾り
出典:creema
こちらはハンドメイド作品を出品しているcreemaにて紹介されていた作品です。「あけましておめでとう」の文字と共に十二支の動物たちが描かれているので、壁面飾りを通じて十二支を学ぶことが出来そうです。「あの動物は何かな?」などのクイズを交えながら、なぜこの動物たちが選ばれているのかなどを説明して十二支というものを子どもたちと楽しく学んでいくといいでしょう。
⑧正月モチーフが散りばめられた壁面飾り
出典:★図書ボランティアの活動の様子
こちらは正月らしいモチーフを散りばめ、飾りなどを立体的に使用し、動きのある賑やかな作品に仕上げています。子どもたちと1つ1つ「これは何だろ?」と確認していき、なぜ正月にそのモチーフが選ばれるのかについて考えていくと日本の文化について学ぶきっかけとなっていきます。
4-2、保育で活かせる節分の壁面飾り
⑨恵方巻を食べている様子の壁面飾り
こちらは楽しそうに動物たちが恵方巻を食べる様子を描いた壁面飾りです。子どもたちが行事に触れるきっかけとなり、また表情豊かに恵方巻を食べる動物たちが見ているだけで楽しい気持ちになれる作品となっています。この壁面を通じて子どもたちと節分とは何かということを学んでいくのもおススメです。
4-3、保育で活かせるひな祭りの壁面飾り
⑩金屏風が華やかなひな壇の壁面飾り
出典:橋本小学校おやじの会
こちらは青森市立橋本小学校の図書室の壁面飾りの様子です。ひな壇を飾るうさぎたちが可愛らしい作品となっています。また金屏風が華やかで一気に壁面が映える仕掛けになっています。
下に施されている繋ぎ絵のうさぎたちもアクセントとなっていてひな壇のうさぎたちを引き立てています。その他、壁面飾りのアイディアは壁面飾りの本の中で多数紹介されています。
出典:かわいい壁面12か月(ひかりのくに保育ブックス|2011年2月)
こちらの本では、季節の壁面と誕生表が全部で61点掲載されています。壁面のアイディアが収録されているだけでなくアレンジ例や、定番の飾りの作り方なども紹介されているのでこの本一冊で長く活用することが出来そうです。全て型紙も収録されているのですぐに作製に取り掛かることが出来、壁面飾り作りが初心者の方でも本の通りに進めていけば簡単に仕上げられるでしょう。
出典:PriPriプリティ(世界文化社|2007年2月)
こちらは当記事でも紹介してきた人気保育雑誌PriPriの中で掲載された壁面飾りのアイディアを一冊にまとめたものとなっています。作り方のポイントが分かりやすく収録されているので壁面飾りを作製する上で参考になります。
出典:PriPriプリティ
前後編に分かれて出版されている為、各月ごとにたっぷりとアイディアが紹介されています。季節に応じた壁面飾りに加えて童話をモチーフにしたメルヘンな壁画なども収録されているので作品展や発表会などの壁面飾りとしても活用することが出来そうです。
このような壁面作りのアイディア本は他にも多数出版されているので、壁面作りに困った際には是非手に取ってみてください。
まとめ
1月2月3月の保育の現場で活用出来そうな壁面飾りの10のアイディアを紹介して参りました。季節に応じた壁面飾りを使用することで子どもたちの気分を盛り上げることが出来、また行事にっついて学んでいくきっかけにもなります。今回紹介した壁面飾りのアイディアを活用したり、壁面飾りをまとめた本などを参考にして壁面飾りを作製し、よりよい保育の環境となるように取り入れてみてください。
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