幼児と一緒に楽しむ風船工作の10のアイディアについて(2017/12/03)
幼児と一緒に楽しめる工作シリーズとして、今回は風船工作のアイディアを紹介していきます。風船は子どもたちにとって身近で大好きなアイテムなので、楽しく活かしながら工作を進めていけたらと思います。風船のふわふわとした特性を活かせる工作の10のアイディアを紹介していくので参考にしてみてください。
1、風船の工作本
風船工作の参考になりそうな工作本を初めに紹介していきます。
出典:増補改訂版 たのしいバルーン工作(ブティック社|ほいけんた|2010年6月29日)
細長い風船を使用して、剣やさくらんぼ、花など子どもが大好きなモチーフを作製する方法が掲載されています。ものまねでも有名なバラエティーアーティストのほいけんたさんが初心者でも作製出来るように基礎から詳しく解説されています。風船も5本ついているので、学んだことをすぐその場で実習出来るのが魅力です。
出典:壁面・イベントに生かす子どもと楽しむバルーンアート (いかだ社|大石亜由美|2008年2月1日)
こちらは花や果物、飛行機などといった基本的な作り方からクリスマスグッズといった行事でも活かせる風船工作の作り方も掲載されています。この本の魅力は細長い風船の工作アイディアだけでなく、丸風船でもかわいくアレンジ出来る方法が収録されているので参考になるところです。分かりやすいイラストによる解説でまとめられています。
2、簡単に作れる風船工作
①お散歩ぶたさん
出典:カッチンの楽しい工作
丸い風船に画用紙で耳や鼻をつけていきます。足は画用紙を蛇腹のように折りたたんで風船の下に4つ取り付けて、地面に触るところを画用紙で面積を広く取るようにすると安定しやすくなります。風船の縛り口のところにビニールひもなどを付けて、ひもを引っ張ると風船のふわふわとした動きを見せながら、まるでお散歩しているように遊ぶことが出来ます。
②風船で作るお魚さん
こちらは好みの色の風船を膨らませて、折り紙や色画用紙でうろこを作り貼り付けていきます。カラフルに色を組み合わせていくとキレイに仕上がります。尾びれと目をつけたら完成です。参考画像の魚は子どもの日のこいのぼりの行事の工作として活用しました。行事としてはもちろん、ふわふわと動くぬいぐるみのように楽しむのもおススメです。
③風船で作るクリスマスリース
クリスマスに欠かすことの出来ないリースを風船で作っていきます。細長い緑と白の風船を膨らませて、同時にひねっていきます。同じものをもう1本作り、真ん中でねじり合わせて、輪になるようにしていきます。繋ぎ合わせた部分に赤い風船でリボンを作製していきます。リボンの作り方などは参考画像のホームページに詳しく解説されているので参考にしてみてください。リースの飾りは参考画像では小さな風船を飾り代わりに装着していますが、ポンポンやビーズなどを飾りにしてもいいです。
④風船で作る気球
出典:スタジオマミー
こちらは、ミニチュアサイズが可愛らしい風船気球の作り方です。風船を膨らませて、その上から2センチ幅に切ったコピー用紙を対角線上に順番に貼り付けていきます。風船が全て紙で埋まったら、その上から更に同じように2センチ幅に切った新聞紙を貼り合わせていきます。貼り終えたらのりが乾くまで待ち、完全に乾いたら風船に穴を開けてしぼませて中から風船を取り出します。風船を取りだしたら新聞紙を白くアクリル絵の具で下塗りしていきます。そしてマスキングテープなどで6等分したら好みの色で着色します。気球が出来たらプリンカップなどに穴を開けて、気球とカップを紐で結んだら完成です。
⑤ふうせん自動車
出典:簡単工作100選
トレイを2枚用意して、トレイの下にダンボールを貼り、ダンボールを通すように竹串を2本横向きに通します。竹串の先には牛乳瓶のふたを付けてボンドで固定し、タイヤを作ります。次にストローに風船をかぶせて空気がもれないようにテープをぐるぐると巻き付けて固定します。トレイの中に先程のストローを通して、もう1枚のトレイを上から被せたら車の完成です。水平なところに車を置き、風船に空気を入れると風船の中の空気が押し出されて車が走りだします。
⑥小麦粉風船
出典:CSN豊橋
こちらは、風船の中に小麦粉を入れていき、形が出来上がったら縛って自由に顔をマジックで描いたら完成という単純な仕掛けの工作です。ですが、なかなか小麦粉を風船の中に入れていく工程が難しく、子どもたちの工夫が必要となります。1人で仕上げるのは難しいので、友達同士で口を広げる係と小麦粉を詰め込む係など役割分担していくとうまくいくでしょう。完成した小麦粉風船の感触はもちもちとした不思議なもので、触り心地も子どもたちは夢中になってしまいそうな工作です。
3、毛糸を使用した風船工作
次に、毛糸を使用して風船工作を楽しむアイディアを紹介していきます。
⑦風船で作る節分の鬼
節分の行事でも活用出来そうな鬼の作り方になります。まず、鬼の顔となる風船を膨らませていきます。豆まきをする際の的として使用するなら大きめの風船を選ぶのがおススメです。風船を膨らませたら、余ってるダンボールなどに毛糸をぐるぐると巻き付けていきます。
ぐるぐると巻いたら最後を結んで閉じます。閉じた部分の毛糸は、風船の結び目に縛り付けて鬼の髪の毛として活用します。髪の毛が出来たら画用紙で体を作り風船の下に貼り、同じく画用紙を三角にくるくると巻いて角として付けていきます。最後にマジックで顔を描いたら節分の鬼の完成です。簡単にどこかユニークな鬼を作製することが出来るので節分の行事の工作にもぴったりです。
⑧ストリング・ボール
出典:Pinterest
風船に毛糸や刺繍糸を巻き付けて作るボールの作り方を紹介していきます。参考画像の様にカラフルな毛糸で作製するととてもキレイなインテリアに仕上がります。
ストリングボールの作り方はこちらの参考画像で分かりやすく解説されています。膨らませた風船の周りにボンドを付けた毛糸を巻き付けていき、ボンドが乾いたら最後に風船の空気を抜いて毛糸から風船を剥がしていきます。出来上がったボールは、オーナメントのように吊るすことも出来ますし、LED電球に被せてランプシェードのように楽しむことも出来ます。
⑨工作ランプキット
出典:手作り工作宅急便
こちらは先程紹介したストリングボールのような要領でテーブルランプが作れる製作キットになっています。膨らませた風船の周りにクレイ粘土を巻き付けていき、その上から毛糸をぐるぐると巻き付けていってランプを作っていきます。工程手順が詳しく解説されているので、小学校低学年から中学年くらいの子どもでも1人で作り上げることが出来そうです。風船のデザインは好みのものを作ることが出来るので、オリジナルのランプが仕上げられます。
4、ペットボトルを使用した風船工作
⑩バルーンホバークラフト
こちらは風船とペットボトルを使用してホバークラフトを作製しています。ペットボトルを用意して上下をまず切り離していきます。そして底の部分に4箇所穴を開け、ペットボトルの口の部分をテープで固定しながらくっ付けます。そこまで出来たら膨らませた風船を空気が抜けないように気を付けながら、ペットボトルの口の部分に被せていきます。すると、風船の中の空気の力でふわふわと不思議な動きを見せるホバークラフトの完成になります。
まとめ
風船を使用した工作のアイディアについて紹介してきました。風船の浮力を活かしたものから、風船の丸い形を利用した工作のアイディアまで様々なものがありました。工作を行う場面に合わせながら、是非工作のアイディアを活用してみてください。
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