保育の現場におけるはらぺこあおむしの製作物の10のアイディア(2017/12/24)
世界的に人気を博している絵本「はらぺこあおむし」の魅力は一体何なのでしょうか。何故これほどまでに子どもたちから指示されているのかその秘密に迫ってみると共に、「はらぺこあおむし」を題材とした製作物の10のアイディアを紹介していくので、保育の活動に是非役立ててみてください。
1、はらぺこあおむしの製作物
出典:Ehon Navi
「はらぺこあおむし」の絵本を読んだことがない子どもはいないと言い切ってもいいほど、子どもたちの間でも浸透していて、はらぺこあおむしは世界的に人気を誇っています。はらぺこあおむしの魅力について、日本で初めての子どもの本専門店として知られるメルヘンハウスのホームぺージ内で、以下の様に語られていました。食べることが大好きな子どもたちにとって、いっぱい食べるあおむしはとても魅力的で、立派に成長していくあおむしの姿は、子どもたちの「大きくなりたい!」という気持ちを満たしてくれるからだそうです。
また、エリックカールによる鮮やかな色彩も子どもたちの目を惹き付けます。
出典:メルヘンハウス
子どもたちに馴染みのあるはらぺこあおむしは、製作物の題材に使われるなど保育の現場の中でも取り入れられています。メルヘンハウスのお店の中でもスタッフによる大きなあおむしの人形が訪れた子どもたちの人気を集めているそうです。このようなはらぺこあおむしを題材とした製作物の10のアイディアをこれから紹介していきます。
2、はらぺこあおむしのちょうちょの製作物
①立体的なちょうちょ
出典:さやま幼稚園
こちらのさやま幼稚園では、作品展として普段の活動で取り組んでいる絵画造形の様子を絵本の世界を表現することで紹介していきました。ちょうちょの羽は梱包材などで使用するプチプチで作られていて、ペンやカラーセロファンなどでキレイに彩られています。
参考画像のちょうちょの他にも、立体的な大きなあおむしの製作物もあり、見に来た保護者を驚きで包み込むような迫力で展示されています。このような共同制作のものの他にもデカルコマニーの手法でそれぞれが仕上げたちょうちょの製作物なども壁に飾られています。
②デカルコマニー技法の大型ちょうちょ
出典:ルーチェ保育園ブログ
こちらはルーチェ保育園の作品展の様子です。上に吊るされている大きなちょうちょはデカルコマニー技法で模様付けがされています。絵具で羽の反対側に模様をつけていき、最後に反対側の羽を閉じるように合わせて開くと左右対称に模様がつけられて大変キレイです。展示物の両サイドには製作中の子どもたちの様子が貼りだされていて、子どもたちの奮闘する姿が写真から伝わり、展示物をより楽しむことが出来ます。
3、はらぺこあおむしの製作物の画像
③画用紙で作るはらぺこあおむし
出典:Pinterest
こちらは、はらぺこあおむしのキャラクターを画用紙で作製しています。体の部分を黄緑と緑の画用紙を輪っかの形にして連結させていきます。顔の部分も画用紙で作り、土台となる葉っぱの部分に顔と輪っかの最後の部分をテープで固定したら完成です。
葉っぱの部分に好みで花を描くとオリジナルの工作に仕上がります。
④好きな果物を選んで作るあおむし
こちらは、はらぺこあおむしの絵本の中で出てくる果物の中から自由に子どもたちに選んでもらい穴を開けて、あおむしが食べているところを表現しています。選ぶ果物から子どもたちの個性も窺えて、また食べさせる様子も皆一様ではなく、それぞれの性格の出ている作品に仕上がっています。参考画像の様に、壁に飾ってみると見比べることが出来てみんなで楽しめおススメです。
⑤はらぺこあおむしのボタンつなぎ
出典:シニアコム.JP
こちらはボタン練習がはらぺこあおむしの体を使って出来るというボタンつなぎのおもちゃです。作り方は簡単でフェルトで体や顔をマスコットのように作っていき、組み合わせた時に下になる方にボタンをつけて、上になる方にはボタンを通す穴を作ります。
分解するとこのようになっていて、パーツが出来たら自由に組み合わせていってもらいます。
繰り返し遊んでいくうちにボタン留めを楽しく習得していけるユニークなおもちゃになっています。
4、手形・足型で作るはらぺこあおむしの製作物
⑥キットで作るはらぺこあおむしの手形・足型アート
出典:アンジェ web shop
こちらははらぺこあおむしの体の部分を足型で作っていき、フレームに入れて飾れるセットとなっています。
上記の参考画像のような一式が詰まったセットになっていて、はらぺこあおむしの足型の他にも、手形で作るちょうちょのアートと、指型で作るはらぺこあおむしが食べた果物などのアートもセットになって入っています。インクも入っているので、このキット1つですぐに作製することが出来て便利です。
⑦自分で作るはらぺこあおむしの手形・足型アート
出典:Pinterest
キットがなくても上記の参考画像のように、はらぺこあおむしの顔を自分で描けば簡単に作製することが出来ます。手形や足型が小さければA4サイズの紙に上記の参考画像のように手形・足型両方を収めることが出来ます。子どもの日などの行事で作製すると記念にもなりおススメです。
5、幼稚園で製作するはらぺこあおむし
⑧はらぺこあおむしの作品展
出典:アソカ北幼稚園
こちらはアソカ北幼稚園の作品展の様子です。子どもたちが座れる大きさのはらぺこあおむしの作品や、あおむしが食べた果物の中から顔を出して記念撮影が出来るなど、作品と一緒に遊べる楽しいアイディア満載の仕掛けとなっています。
作品の上には作製時の様子がスナップ写真で紹介されています。スナップ写真があることにより、どういった過程で子どもたちが作製したのかが分かり、作品展をより楽しむことが出来ます。
⑨はらぺこあおむしの造形
出典:立正幼稚園
こちらの立正幼稚園では、傘袋の中に折り紙を丸めて入れて、節目をモールで縛ってはらぺこあおむしの人形を作製しています。簡単に作製出来ますが、見た目も鮮やかでユニークなおもちゃです。子どもたちだけでも作製出来るので、工作の時間に取り入れてみてください。
⑩花紙で作製したはらぺこあおむし
出典:高田大谷保育園
こちらの高田大谷保育園では、作品展ではらぺこあおむしを題材にし、看板に大きなあおむしを花紙で作製しました。あおむしに見えるような色使いで花紙を作り、貼り付けていくだけで簡単に完成します。大型で目を引くので、看板として使用する他に、運動会のゴールの目印などでも活用出来るのでおススメです。
まとめ
はらぺこあおむしは、エリックカールによる誰もが目を引く鮮やかな色合いが魅力のイラストの絵本です。絵本の内容もお腹を空かせて食べ物をどんどん食べるといった子どもたちにとっても想像しやすいストーリー展開で、登場する食べものも果物やソーセージ、ケーキなどといった子どもたちの好きな食べ物で構成されているところも人気の秘密の一つです。そんなはらぺこあおむしを題材として保育の現場で活かせる製作物のアイディアをまとめてきました。手軽に作製できるものから大型の製作物まで様々なものがあるので、使用する場面に合わせて活用してみてください。
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