幼児と楽しむ紙皿工作の10のアイディア(2017/11/19)
身近にあるものを使って工作を楽しむアイディアを紹介します。今回は子どもでも扱いやすい紙皿を使って工作を楽しむ10のアイディアをまとめていくので、保育の活動の中や行事の際に活用してみてください。
1、幼児と楽しめる紙皿工作
紙皿工作を幼児と一緒に楽しめる工作本を紹介していきます。すぐに作製することが出来る紙皿工作のアイディアが豊富に紹介されているので、使用したい場面に応じて検索出来、大変便利です。
出典:紙コップと紙皿のかんたん工作(実業之日本社|ゴトー孟|2003年)
シーソー、動物、立体壁飾り、パタパタ昆虫など幅広いジャンルの工作アイディアが収録されています。この本の嬉しいポイントはすべての工作が30分を目安に完成できるような易しい難易度で構成されているところです。この本を活用すれば、無理なく子どもと一緒に楽しんで工作をすることが出来そうです。
出典:紙皿&紙コップ びっくり工作50(小学館|水野政雄|2016年)
保育者向け雑誌「新 幼児と保育」の中で連載されていた工作のアイディアを一冊にまとめたものです。たんぽぽ、ダンゴムシといった子どもたちに馴染みのある生き物をモチーフにしたものから、大相撲、ハロウィンなどユニークなものも収録されています。イベントに応じた工作アイディアも収録されているので、保育の中で活用出来ます。では、これから紙皿を使った工作の10のアイディアについてまとめていきます。
①簡単に作れる紙皿工作
簡単に製作出来て、子どもも喜ぶのがこちらの動物のモチーフがついた紙皿シーソーです。紙皿を半分に折り、真ん中の部分を切り抜いただけでシーソー本体が完成します。手でシーソーの端を押すとゆらゆらと揺れる仕掛けとなっています。シーソーに座る部分は参考画像のように動物にしたり、好きなキャラクターなど好みのモチーフを選べます。画用紙や厚紙にモチーフの絵を描いて貼り付けましょう。
②紙皿工作の花
出典:ひとやんのちくちくハウス
紙皿を額のように使って花を貼り付けたりリースのようにして壁飾りにするのも素敵です。
折り紙などで花を作り紙皿の額に貼り付けていきます。参考画像の様に中心部分にラインストーンを施すと見た目も華やかになります。下の部分にカラーセロファンや花紙を貼って雰囲気を変えるのもキレイです。
他にも紙皿全体を花に見立てて折り紙などを貼り付ける方法もあります。折り紙をたくさん千切り、紙皿に貼り付けていって紫陽花を作ると子どもも一緒に楽しめておススメです。
③紙皿工作のこま
出典:くもん出版fansite
紙皿でこまを作る方法です。まずは紙皿に好きなようにお絵描きをします。お絵描きだけでなく好みの絵や写真の切り抜きなどを貼るのもおもしろいです。紙皿の模様付けが完成したら紙皿を半分辺りまで切込みを入れて、その間にストローや割りばしなど細長いものを通してテープで固定したら完成です。大きなサイズで仕上がる為、小さな子どもでも扱いやすいこまになります。
④紙皿工作の魚
出典:pinterest
紙皿で作る魚は様々なものがありますが、紙皿に参考画像のように切込みを入れて口に見立て、うろこの部分を折り紙で作り重ねていくととてもキレイな魚が仕上がります。
出典:にじいろのさかな(講談社|マーカス・フィスター 谷川俊太郎|1995年)
人気の絵本シリーズ「にじいろのさかな」のような魚が仕上がるので子どもたちも喜ぶのではないでしょうか。つけるうろこの色で子どもたちの個性も出て壁に貼りだしていくと素敵な壁画が楽しめます。
⑤紙皿工作のフリスピー
出典:子育てネットふじさわ
紙皿でフリスピーを作る方法です。こちらは、紙皿を2枚用意して紙皿の真ん中部分に自由に絵を描きます。参考画像のように可愛いシールを貼るのもおススメです。そして、もう1枚の紙皿の真ん中をくり抜き、1枚目の紙皿と重ねて端をホッチキスで留めます。紙皿の周りをホッチキスを隠すようにビニールテープを一周させたらフリスピーの完成です。子どもが扱っても危なくないので、小さな子どもでも楽しむことが出来ます。
⑥紙皿工作のかたつむり
出典:佐江戸の「りびんぐる~む」
紙皿でかたつむりを作成するには、まず紙皿を半分に折ります。そこをかたつむりの体に見立てて、厚紙や画用紙などを丸く切り、中心部分に貼り付けます。参考画像のように毛糸やモールをぐるぐる巻いて殻の模様にすると立体感も出ておもしろいです。モールを触角に使って目を付けたら完成です。
⑦紙皿工作の皿回し
出典:簡単工作100選
紙皿で皿回しを作っていきます。紙皿の裏側にペットボトルのキャップを取り付けます。次にキャップのサイズに合わせて色画用紙をぐるっと巻き付けて棒を入れる場所を作ります。色画用紙で作るのが難しい場合は、ペットボトルのキャップを2つ用意して中表にくっつけても代用出来ます。
最後に紙皿に2色の折り紙を交互に貼り付け飾り付けをしたら完成です。ペットボトルのふたを取り付ける場所が重心からずれたらうまく回らない為、微調整しながら取り付けてみてください。
⑧紙皿工作の動物
こちらは、紙皿を半分に折り好きな動物のモチーフを作って、下に割り箸やストローを付けてプロップスに仕上げたものです。紙皿全体を使用して作製すれば動物のお面として楽しむことも出来ます。紙皿の底を使用するだけで立体的な丸い動物を簡単に作ることが出来るのでとても手軽です。
出典:pinterest
こちらは紙皿の下の部分からぐるぐると渦巻き状に切込みを入れていってへびを作製しています。
顔の部分を持ち上げるとびよーんと伸びる様子も楽しめいつもとは一味違った紙皿の魅力が味わえます。参考画像のように銀の折り紙で模様を作るなど工夫次第で自分だけのオリジナルのへびを作製することが出来ます。
⑨幼稚園の行事に適した紙皿工作
幼稚園の行事に活用出来そうな紙皿工作を紹介します。
出典:ゆっくりのんびり、マイペース
紙皿全体を額に見立てて写真立てを作ります。真ん中部分に写真を貼り、上部に色画用紙で虹を作って貼ったり、下の部分は色画用紙をくるくると巻いて薔薇の花を作るなど立体的な仕上がりとなっています。色や模様のついた紙皿を用意すると、ベースを作る手間が省けて手軽に作品作りを進めることが出来ます。このような写真立てを使用して遠足の思い出などを工作してみるのもいいでしょう。
⑩紙皿工作のパクパク
出典:認定こども園 野田学園幼稚園
紙皿工作でパクパクを作る方法は、紙皿を半分に折って中を口の中に見立てていきます。こちらの参考画像は中に瓶ジュースのふたを貼り付けていて、上から押さえると音が鳴りカスタネットとしても楽しめるような仕掛けになっています。表に描く動物は自分の好みの動物をモチーフに出来ます。中に牙なども描き、迫力満点のパクパクを作製するのもおもしろいです。
まとめ
幼児と楽しめる紙皿工作のアイディアについてまとめてきましたが、どれも簡単に作製することが出来るものばかりで、非常に紙皿は子どもにとって扱いやすい素材だと言えます。丸い形が出来ているのでそれをベースに様々なアイディアで活用していくことが出来るので、今回紹介したものを参考に紙皿工作を楽しんでみてください。
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