保育士の帽子|通販やカタログでお気に入りの帽子の選び方(2017/05/01)
子どもたちと一緒に外遊びをしたり、お出かけに連れて行ったりと外で過ごすことが多いので、保育士にとっても帽子は必需品です。帽子は紫外線対策にもなりますし、夏は熱中症予防にもなります。最近では花粉症に悩まされている方も多いですが、帽子をかぶることで髪に付く花粉が防げるため、花粉症の対策としても有効です。そんな必須アイテムの帽子ですが、せっかくなら子どもたちにも喜んでもらえるものを選ぶのも良いのではないでしょうか。
目次
1、インターネット通販で帽子を選ぶ
1−1、インターネット通販のメリット
お店に行って帽子を選ぶのももちろん良いのですが、店頭に売っているものはお洒落でデザイン性が重視されたものも多いです。装飾の多い帽子は飾り部分が落ちた場合に誤飲の危険がありますし、汚れが気になるデザインのものだと保育に集中できなくなるかもしれません。そのため、保育士の仕事用として購入するのであればショップ学研やグランディールペペなどの専門サイトを活用するのも良いでしょう。Yahoo!ショッピングや楽天などの大手通販サイトもたくさんの商品を一度に比較することができるため、よく吟味して選びたい方にはおすすめです。仕事前や仕事後だとお店が閉まっていることも多いため、24時間使える通販を賢く利用してください。
1−2、帽子を選ぶ際のポイント
プライベートで使う帽子であれば、値段とデザインで選ぶ方が多いと思います。ですが、仕事用の帽子には「保育園での外遊び・お出かけ時に使う」という目的の中で、自分のこだわりポイントを見つけておく必要があります。
■季節に合わせた帽子選び〜春・秋〜
春や秋は動きやすさ重視でサンバイザーを活用するのも良いですね。髪の日焼けが気になる人にはおすすめできませんが、そうでなければしっかり頭にフィットするので、ズレや風を気にしなくて済みます。髪型が崩れないのもメリットといえるでしょう。キャップも頭にフィットしますが、前方が見えづらくなるので保育時にはあまり向きません。
■季節に合わせた帽子選び〜夏〜
夏は熱中症対策の必要もあるので、頭が覆われていないサンバイザーでは不安ですね。紫外線や日光も強くなっているので、首の後ろまでつばやたれがあるタイプが最も安心です。ただ、リゾート風のつばが広すぎるものだと視界を遮ってしまいますし、風にも飛ばされやすくなってしまいますので注意しましょう。
また、たれの付け外しが出来、サンバイザーにも帽子にもなるタイプのものもあります。こうした3wayの帽子を1つ持っておくと、季節や日差しの強さに応じて調節ができるため、いくつも帽子を買わなくても良くなります。
出典:ショップ学研
■季節に合わせた帽子選び〜冬〜
風邪が流行する時期でもありますし、この季節の外遊びには寒さ対策も求められます。紫外線をあまり気にしないのであれば、あたたかいニット帽もおすすめです。紫外線対策も引き続き行いたいのであれば、つば付きの厚手帽子が良いですね。
1-3、快適に活動するための一工夫
風で帽子が飛んでしまうことを防ぐため、あごひもが付いている帽子を選ぶのがおすすめです。とはいえ、気に入ったものにあごひもが付いているとは限りませんね。その場合は自分であごひもを付けてしまっても良いでしょう。手間もそんなにかからないので、ぜひ挑戦してみてください。また、シンプルな帽子を購入し、自分でキャラクターのアップリケやワッペンを付けるのも良いです。縫い付けても良いですし、アイロンで簡単に付けられるものもあります。このようにちょっとした工夫でオリジナリティを出すのも楽しいですね。
2、人気のディズニーの帽子
大人から子どもまで人気のあるディズニーキャラクターを、帽子に取り入れるのも良いでしょう。子どもたちも知っているディズニーキャラクターが付いていれば、注目を集めること間違いなしです。アイリス収納インテリアドットコムの調査によると、2016年に子どもたちから人気を集めたディズニーキャラクターはミッキーマウス・ミニーマウス・アナなどです。こういうデータを参考にしながら帽子を選ぶのも楽しいですね。
ただ、子どもたちの注目を集めることに気を取られて、仕事の場にふさわしくない帽子を選んでしまわないように気をつけましょう。ディズニーランドで見かけるような耳のついた帽子や、先に述べたように装飾が多いもの、キャップタイプのものは避けるのが無難です。保育者の身だしなみは保護者からの信頼にも直結するので、意識するようにしてください。
3、カタログから帽子を選ぶ
インターネット通販はもちろん便利ですが、カタログの方が見やすいという方も多いでしょう。雑誌感覚で読めますし、開けばすぐにその商品の情報を見ることができるというのが良いですね。カタログは無料で請求できるところも多く、ショップ学研やグランディールペペのものもあります。カタログを見ながら候補を絞り、注文はインターネットで行うこともできます。自分のライフスタイルに合わせて使ってみてください。
4、キャラクターものの帽子
ディズニーキャラクター以外にも、子どもたちから人気のあるキャラクターはたくさんあります。ムーミンやスヌーピー、くまのがっこうなどは帽子の種類も豊富で、選びやすいのではないでしょうか。ドラえもんやしまじろう、アンパンマンなども良いですね。ただ、ディズニーキャラクターも同様ですが、園によってはキャラクターものをNGとしているところもあるので、必ず園の方針を確認してから準備するようにしましょう。
出典:ムーミン公式サイト
5、帽子をかぶることの必要性
ここまで帽子の紹介をしてきましたが、帽子を単なる「日焼け対策の道具」と捉えていては不十分です。藤田氏・野中氏(1は
『紫外線を長時間(長期間)あびることにより、 免疫機能の低下、皮膚のしわ・しみや老化の一 因、白内障の発症率が増加する。さらには皮膚の DNAの損傷・修復が繰り返される過程において 突然変異を起こし、がんに進行する危険性が高く なることは以前から指摘されている』
と述べていますし、さらに
『紫外線の影響は大人よりも子どものほうが受けやすいため、子どもたちが日中の長時間を過ごすことになる幼稚園・保育所での紫外線対策は、子どもたちの健康を守る上で重要な課題である』
とも記しています。
紫外線に対する保護者の意識も高まってきていますし、子どもたちに対する紫外線対策は園全体で取り組むべき課題となっています。実際に外に出るときは帽子をかぶるよう指導しているところも多いですし、保育士自身も紫外線対策をしている人はかなりの割合に上っています。子どもたちに「帽子をかぶるように」と指導する以上、保育者自身がしっかり対策している姿を見せてあげるのは大切ですね。曇りの日であっても、晴れの日の80%くらいの紫外線が届いているため、油断は禁物です。
出典:保育者の紫外線に関する知識および幼稚園・保育所における紫外線対策について
まとめ
保育園生活の中で、外遊びは大切な位置を占めています。そして安心して快適に外遊びを行うためには、保育士も子どもも紫外線対策が必要です。帽子をかぶるというのは手軽に出来て効果の高い対策なので、保育士自身も子どもと同じように着用するようにしましょう。保育の場にふさわしく、かつ自分も楽しめるデザインの帽子が見つかれば、外遊びも楽しみになるかもしれません。毎日使うものなので、お気に入りのものをぜひ探してみてください。
参考文献
(1 保育者の紫外線に関する知識および幼稚園・保育所における紫外線対策の現状と課題について(藤田公和・野中章臣ほか|2011)