山岸愛梨 看護師さんの執筆・監修記事一覧

山岸愛梨 看護師

東京都在住、正看護師。自身が幼少期にアトピー体質だったこともあり、看護学生の頃から皮膚科への就職を熱願。看護学校を経て、看護師国家資格取得後に都内の皮膚科クリニックへ就職。ネット上に間違った情報が散見することに疑問を感じ、現在は同クリニックで働きながら、正しい情報を広めるべく、ライターとしても活動している。

看護師の腰痛対策|ボディメカニクスを取り入れた介護・介助法

患者への介助など肉体労働により、介護者(看護師)の多くは腰痛を呈しており、中には腰痛にせいで離職を余儀なくされる介護者もいるほど。 ボディメカニクスの理論を活用することで、介助時の負担軽減はもちろん、患者への安心・安楽な移動を支援することができるため、ボディメカニクスを取り入れた介助法を学び、今後の介助に生かしていきましょう。   1、ボディメカニクスとは ボディ

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新たな看護方式「PNS」のメリット・デメリットと今後の課題

昨今、PNSという言葉をよく耳にするようになりましたが、詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。そんな方のために、当ページではPNSの概要に加え、メリットやデメリット、今後の課題など包括的に分かりやすくご紹介したいと思います。 PNSは看護方式の1つ!とは知っていてもその詳細をご存知ない方は、この機会にぜひ知識を深めてください。   1、PNSとは 従来は、「

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口腔ケアの看護手順とケアのポイント

口腔ケアは、患者さんのQOLを保つ上でも重要なものです。口腔内に汚れがたまっていると、不快に感じるだけでなく、食欲低下を引き起こしたり、感染症の原因になったりしてしまいます。 また、口腔ケアは、日々の看護ケアの中でも、行う機会の多いものであり、技術に対して「慣れ」が出やすいもののひとつです。基本をしっかり振り返って身につけて、患者さんのQOLの維持・向上を目指していきましょう。 &

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在宅介護の看護計画|訪問看護師の病院、地域との連携と役割

在宅看護とは、人々が生活している居宅において看護を行うものであり、予防的ケアから健康の維持回復をめざすケア、そして安らかな死に至るまでの終末期ケアまで、幅広い健康レベルを対象とした看護です。 また、在宅看護を行う居宅は、人々の生活の場であることから、気候・風土・文化・政治・経済・教育といった地域の特殊性によって影響を受け、非常に多様です。一方、地域には在宅看護を提供する訪問看護ステー

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看護過程の1つ「アセスメント」ゴードン等の書き方と事例

看護学生だけでなく現職の看護師にとっても悩みの種であるアセスメント。一度、骨組みやコツを覚えるとスラスラ書くことができますが、そこまでには多大な時間を要するため、現職看護師のうちの多くがアセスメントを適切に行えていないのが現状です。 しかしながら、アセスメントは非常に重要で、治療方針を決める際の重要な材料となるため、アセスメントが適切でなければ、早期治療が難しくなり、患者の負担が大き

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ブランク看護師の復職|復職支援研修や自己勉強でスムーズな復帰を

平成24年時点において、潜在看護師数は約70万人で、看護師免許取得者(准看護師含む)の30%以上にものぼっています。そんな中、平成18年に新設された「7対1配置(7対1入院基本料)」に伴い、各医療機関における看護師不足がより顕著なものとなりました。 そこで現在では、多くの医療機関・医療施設がブランクのある看護師向けに復職支援研修や職業紹介の実施、受け入れの強化などを積極的に行っており

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ADLの評価をする目的とは?BIとFMIの最低2つは覚えよう

高齢社会においては、医療とリハビリ・介護は切っても切れない関係です。個々のADLの状態に合わせて介入して効果を判定するためには、ADLを一定の基準で評価することが必要です。ADLを評価する目的から、医療機関で主に使用されているBarthel IndexとFunctional Independence Measureの評価項目まで、まとめてお伝えします。   1、日常生活動

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あなたのアナムネ、間違いかも?! アナムネ聴取の基本と3つの必殺技を伝授します!

1、アナムネ とは アナムネとはドイツ語の「既往歴」を意味するAnamneseからきており、日本ではアナムネーゼが略されて「アナムネ」と呼ばれています。入院患者に対して看護師がまず行うのが、このアナムネで、実際の現場では「アナムネを取る」「アナムネを聴取する」と言われたりします。日本でのアナムネが示すところは本来の意味である既往歴、つまりこれまでの病歴や今回の現病歴に関する経過を聞くだけでは

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看護におけるリスクマネジメントの4つのポイント

1999年、大学病院で肺手術と心臓手術の患者を取り違えて手術するという医療事故が発生したことをきっかけに、医療に対する安全に社会的な関心が高まるようになりました。その後も、看護師が消毒液とへパリン加生理食塩水を取り違え投与し、患者が死亡するなど、医療の現場における事故があとを絶ちません。医療の現場にはさまざまなリスクが潜んでいます。今回は、それらのリスクをどのように管理・運営していくか、そ

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看護におけるアドボカシーの役割と意義、遂行のためのポイント

看護におけるアドボカシーとは端的に言うと「患者が自身の権利を守るための自己決定をできるように支援すること」です。その実現のために看護師は、患者やその家族に十分な情報を提供し、理解を促して自己決定できるように働きかけます。さらには、医療従事者との仲裁も行います。   1、アドボカシーとは アドボカシーとは、権利擁護の主張を意味します。これを看護領域に当てはめると「患者の権

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風疹・麻疹看護 看護用語

【2024年最新】麻疹・風疹の看護|予防接種や症状・合併症、発熱時の看護

麻疹(はしか)や風疹は予防接種がありますので、そこまで感染者数

授乳看護 看護技術

【2024年最新】授乳の看護|目標や姿勢、観察項目と看護ポイント

産科病棟で勤務している看護師は、出産後の母親の授乳の看護ケアを

食中毒看護 看護用語

【2024年最新】食中毒の看護|原因・症状・看護・予防

食中毒は腹痛や嘔吐、下痢などを引き起こす疾患です。 以前

スキンケアの看護 看護計画

【2024年最新】スキンケアの看護|看護目標・計画と手順・資格

あなたはスキンケアに力を入れて看護していますか?入院中の患者さ

腹痛の看護 看護計画

【2024年最新】腹痛の看護|観察ポイントやアセスメント・部位別疾患と看護計画

腹痛の患者さんを看ることは多いと思いますが、あなたはきちんと腹