採血はナースの腕の見せ所!看護師に嫌われる血管あるある6選(2016/10/05)
公開日:
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最終更新日:2020/06/20
看護師あるある
採血は看護師の腕の見せ所。でも、看護師によって得意・不得意が大きく分かれますし、患者さんの血管やキャラクターによっても成功するかどうかが大きく左右される手技なんです。
目次
看護師に好かれる患者とは?
いつもニコニコしてわがままを言わず、看護師にも優しい言葉をかけてくれる良い人でも、血管がまったく見えずに採血に苦労する患者は、「良い患者ランキング」では下位。
逆に、ちょっとわがままでも、まっすぐで太くモリモリ見える血管の患者は「良い患者ランキング」は上位に食い込んでくる。
看護師に嫌われる血管・患者6選
1.プレッシャーをかける患者
「私の血管は難しいわよ~。一発じゃなかなか取れないの~。」という無意味な脅し&プレッシャーはやめて欲しい。そんなことを言われると、失敗する確率が上がる気がする。
「○○さんの採血は痛くなくて、しかも一発で成功したのよ~。」と言う患者。「そうなんですか~。できるだけ痛くないようにしますね!」と笑顔で言いつつも、内心は全力で舌打ち。
2.蛇行している血管
蛇行していて、しかも逃げやすい血管の患者。1回目の採血で失敗すると、「次はちゃんと成功させてよね~。こっちは痛いんだからさぁ。」と文句を言われる。
3.曲がっている根性と血管
「すみません」と謝りつつも、「あんたの血管が悪いんだよ!あんたの根性が曲がってるから血管も曲がってるんじゃないの?」と言い返したくてたまらない。
4.脂肪に埋もれて浮き出てこない血管
採血前に腕をだらんと下に向けてもらって、駆血帯をきつめに巻くなどできる限りのことをしても、脂肪に埋もれて全然血管が浮き出てこない患者がいると、「この人、血が通ってないロボットなんじゃないの?」と本気で疑う。
5.血管を指定する患者
「あ、採血ならこの血管でお願い。」と採血する血管を指定されると、変なプレッシャーがかかるからやめて欲しい。血管はこっちで選ばせて!
6.「痛い」と大きな声で言う患者
針を刺した瞬間、「痛~い!」という患者。笑顔で「すみません。すぐ終わりますから。」と言うけど、心の中では「採血は針を刺すんだから痛くて当然。ほかの患者に聞こえるから大きな声で言うな!」とイライラ。
採血あるある8選
1.夜勤前の情報収集の段階で、翌朝の採血予定の患者の数が多いとげんなり。さらに、採血しにくい患者が多いとゲッソリ。
2.採血しにくい患者が多い時は、採血のための時間をできるだけ多く確保するために、夜勤中はガツガツ仕事をして、できる仕事は早めに終わらせなくちゃいけない。
3.夜勤勤務中の朝の採血。眠くて意識が朦朧としているためか、血管の狙いがなかなか定まらず、針先がぶれてしまってちょっと焦る。
4.採血は採血スキルよりも、「絶対に一発で取ってやる」という気持ちが大事。それはよくわかっているんだけど、採血しにくい患者さんの場合は、ちょっと弱気になって予備の針を数本用意する。←もうこの時点で失敗確定・・・。
5.採血が得意で、どんな患者さんでも成功させる先輩看護師。自分が失敗した患者さんの採血を難なく成功させるのを見ると、普段はちょっと嫌味な先輩でも「神!」とあがめたくなる。
6.3人失敗した患者の採血を一発で取れたときの爽快感は、何物にも代えがたい!採血成功後にナースステーションに戻るときは、ちょっとドヤ顔になっていることもしばしば。
7.2回の失敗後、ようやく成功して、スピッツを検査部に出したのに、検査部から「溶血してます」と電話が来た時の絶望感・・・。
8.「すいません。もう一度、採血させて下さい。」と平謝りしつつも、患者さんからの「もう失敗は許さない!」という無言のプレッシャーを感じ、変な汗をかいてしまう。
最後に
看護師の採血あるある、いかがでしたか?採血は看護師の基本的な技術の1つですが、患者さんとの精神的な駆け引きがある奥深い手技なんです。
採血が得意なら患者さんからのプレッシャーも楽しめるのかもしれませんが、そこまでの域に達するのは難しくて、やっぱり一喜一憂してしまうんですよね。
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