幼児と楽しむ卵パック工作の8のアイディア(2017/11/07)
使い終わった卵パックも実は工作の材料として使うことが出来ます。卵パックの連結部分を利用して工作に活かしたり、触るとカシャカシャと音が鳴るのもおもしろい工作のアイディアとして活用出来ます。これから幼児と一緒に楽しめる卵パックの10の工作アイディアについてまとめていくので、参考にしてみてください。
1、幼児と楽しむ卵パック工作のアイディア
まずは、卵パック工作が掲載されている工作本を紹介します。
出典:きむらゆういち・みやもとえつよしのガラクタ工作〈第7巻〉プラ容器で遊ぼう(チャイルド本社|きむら ゆういち みやもと えつよし|2009年)
絵本作家のきむらゆういちさんが考案したリサイクル素材を活用した工作アイディアが掲載されているシリーズ本になります。卵パックを活用してワニを作るなど手軽で楽しいアイディアが豊富に紹介されているので参考にしてみるのもおススメです。
卵パックなど使い終わった後でも再利用して工作に活用すると、子どもたちも何でも不用だと捨ててしまうのではなく、遊び道具に使えないかと考えるようになります。身の回りにある廃材を活用すると、節約にも繋がるのでおススメです。今回は卵パックを使用した工作の具体的なアイディアをまとめていきます。これから幼児が喜びそうな卵パック工作や幼児と一緒に作ることの出来る卵パック工作の10のアイディアについて紹介していくので、参考にして保育の活動に取り入れてみてください。
①卵パックで作る貝
出典:ゆずねこ堂のぶろぐ
こちらは卵パックの連結部分を残しながら1個分に切り取っていきます。着色は、マット水性マルチかアクリルガッシュを使用すると卵パックにも色が付けられます。内側から塗ると色むらも目立ちにくく剝がれにくいので内側から着色するようにしましょう。中に綿を敷いたり、ビー玉を入れるとより貝殻っぽく仕上がります。他にも指輪入れと見立ててビーズなどで作った指輪を入れてみる方法もあります。ラメの入ったマニキュアを塗ると一層キラキラとした宝石感が出て、女の子は喜ぶでしょう。
②卵パック迷路
卵パックのサイズに合わせて画用紙を切り、中に自由に絵を描いたり迷路を作成します。そして卵パックの卵が入る部分の位置を確かめながら、カッターで丸くビー玉が通るサイズの穴を作ります。卵パックの中に画用紙を入れてビー玉も中に入れ、動くことを確かめたら口を閉じて出来上がりです。作った穴の部分を通じて、上下行ったり来たりするビー玉を楽しむことが出来ます。ビー玉の動きは予想しづらく、単純な作りながら狙った場所に動かすのはなかなか難しいので子どもたちも盛り上がって遊んでくれそうです。
③卵パックで作るワニ
出典piterest
こちらは卵パック全体を使ってワニを作っています。海外の卵パックによくある紙で出来ているタイプの卵パックでこちらの工作は作られていますが、先程紹介したようにマット水性マルチなどを使用すれば、プラ容器の卵パックでも作製することが出来ます。卵パック全体をワニの体に見立て、半分の大きさに切った卵パックを追加で嵌めて口の部分を作製します。口の部分は開くようにして花紙を細長く切って挟み舌を作ります。画用紙でうろこや目の部分を作製したらワニの完成です。比較的大きな工作となるので、迫力満点のワニに仕上がるでしょう。
④卵パックで作るひよこ
卵の1つ分を切り取ってカラフルなひよこを作っていきます。参考画像のように様々な色を卵パックに着色していき、頭の部分を花紙で作ります。画用紙などで目の部分と口ばしを作り卵パックに貼り付けます。卵パックの凹凸部分が丁度ひよこの手に見えて、特別な工作をすることなく手軽に作れるのでおススメです。たくさん作って並べるととても可愛いインテリアにもなります。
⑤卵パックで作る青虫
出典:pinterest
こちらは縦に半分に切った卵パックを使って青虫を作製したものです。参考画像のようにカラフルに体を着色していくと、見た目も楽しい青虫に仕上がります。触覚や足はモールをカールさせたものを取り付け、目は動く目玉のシールを活用すると表情も豊かでより可愛らしくなります。この青虫を持って本物の葉っぱのところに行き食べさせる真似をするなど、なりきり遊びをしてみるのも遊びが広がりおもしろいです。
⑥卵パックの宝石入れ
出典:キュツメキタイプ
卵パックにマジックなどで好みの色に着色していきます。淵で指を切らないようにマスキングテープを巻いて保護します。中に小物などを入れたら宝石入れの完成です。光にかざすと、ステンドグラスのようにキレイな影が楽しめるので光を集めてみるのもおススメです。
⑦卵パック工作の花
出典:アトリエ
プラスチックの卵パックを使ってカーネーションの花を作っています。
上記の参考画像のように、プラスチックの尖った部分を下にして花びらに見えるように切り開いていきます。プラスチックに穴を開けてつまようじを刺すと、ろうそくの炎を花びら部分に翳して丸みが出るように仕上げます。スプレーで花の色付けをしていき、つまようじの部分はマスキングテープを巻いていきます。花芯の部分は3Dペンを活用して作製していますが、なければマジックなどで着色しても代替出来ます。卵パックを2枚重ねにして花を作ると立体感が出て、より素敵な花びらに仕上がります。火を使うなど子どもがいては危険な工程もあるので、充分に注意して作製するようにしましょう。
こちらは紙の卵パックを活用して作った花です。プラスチック同様に尖った部分を下にして花びらに見えるように切り開いていきます。好みの色を塗って仕上げていけば完成です。
上記の参考画像は、色とりどりに仕上げた花を板に貼って飾っておけるように作られています。
⑧卵パック工作の風鈴
出典:がまごおり児童館
こちらは卵パックで風鈴を作っています。卵パックの片側を1つずつに切り取り、好みの色を付けていきます。シールなどでデコレーションしてみるのも素敵です。尖っている部分に穴を開け、たこ糸などを上から通します。卵パックと鈴を交互に並べて固定し、最後に色画用紙などの細長い紙を取り付けたら完成です。軽いので少しの風でもよく揺れ、鈴の音色が心地のいい風鈴が簡単に作製出来ます。すぐに用意出来る材料ばかりなので、手軽に作れてその後活用出来るのも魅力の1つです。
まとめ
卵パックを活用して作る卵パック工作のアイディアについてまとめてきました。卵パックはそのままの形を活かして工作出来るので、リサイクル工作の中でも作製しやすいのが魅力です。またどこの家庭でも用意出来るものなので、保育の活動の中で取り入れる際にも保護者の方に協力を得やすいです。卵パックの形の特徴を活かした様々な動物や花など、楽しい工作アイディアを紹介したので是非作製してみてください。
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