手品・マジックと保育|クリスマスや誕生日会の出し物で使える手品7選(2017/06/19)
ご存じのように、保育士の業務は多岐にわたります。何か一つでも自分の特技があると、行事の時など、いざという時におおいに役に立つでしょう。特技といっても何もないなぁと思っている方も大丈夫です。子どもが喜ぶ簡単な手品やマジックを習得し、行事の時や普段の保育に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
目次
1、保育園で手品やマジックを行う機会
保育中のちょっとした空き時間、いつもと同じ絵本や手遊び、歌も良いですが、たまには新鮮な手品やマジックを披露しても良いかも知れません。
出来れば普段とは特別な活動の時、誕生会や遠足のバスなどの園内の行事でも良いですし、実習生や新人保育士であれば自己紹介にも手品やマジックは使えます。
子ども達は目の前で起こる不思議な現象を食い入るように見てくれるでしょうし、自己紹介であればインパクトは絶大です。あっという間に人気者となるでしょう。
1-1、手品・マジックはどんな人に向いている?
ピアノ演奏やエプロンシアター等は得意な保育士と不得意な保育士にわかれると思いますが、手品やマジックに関しては演者を選びません。やる気があり、ある程度練習をしたら誰でもできるというところが手品やマジックの大きな魅力の一つです。
手品師が披露するような本格的なものでもなければ、比較的簡単に習得できるでしょう。
1-2、子どもに喜ばれる手品・マジックは?
本格的なものを披露したからと言って、子どもが喜ぶとは限りません。
手品としてのレベルは低くても、日常にあるものを使い、子ども達が参加できるもの、子どもでも真似しやすいものなどがおすすめです。
また、年齢の低い子供の場合は特に何かが出てきたり、色が変化したりといったわかりやすい演出の手品・マジックが良いでしょう。
ポイントとしては保育士が手品やマジックを披露した後、子ども達が「どうやってやるのだろう。」「自分もやってみたい!」と思わせる事が出来るものが良いかも知れませんね。
2、クリスマス会で盛り上がるマジックをご紹介
子ども達にとって特別なイベントと言えばクリスマスです。クリスマス会で披露するとより一層盛り上がる事間違いなしですので、クリスマス会は絶好の機会ですよね。
そこで子どもが喜ぶクリスマス向けの手品・マジックをご紹介したいと思います。
2-1、魔法のスケッチブック
スケッチブックの中には色が塗られていないクリスマスにちなんだイラストが描かれています。少し寂しい印象のイラストをカラフルにするためにみんなで呪文を唱えると、色が塗られたイラストが登場するというマジックです。
「どんな色が必要かな?」等、子ども達とのやりとりを楽しむ事ができ、誰にでもわかりやすい演出ですので、盛り上がる事まちがいなしでしょう。
一度仕組みを覚えてしまえば、イラストを変え別の行事にも活用できますし、アイディア次第で様々な使い方が出来るマジックです。
演じ方、種明かしについてはこちらの動画でご紹介しますので参考にしてみてください。
2-2、新聞紙がするする伸びて!?『伸び伸びツリー』
クリスマスといったらクリスマスツリーですが、このマジックでは何もない箱の中から新聞紙のツリーが登場します。新聞紙の種に魔法をかけて飛び出すツリー、そしてそのツリーはどんどん伸びて大きくなります。子ども達も驚く事間違いなし、インパクトも絶大のマジックです。
事前準備に多少時間はかかるものの、いたってシンプルなマジックですので、初心者にも取り組みやすいでしょう。
3、誕生日会で盛り上がるマジックをご紹介
こちらも主役の子どもはもちろん、参加する子どもにとっても楽しみな行事の一つと言えるでしょう。保育園によっては保育士の出し物の時間を設けているところもあり、寸劇をしたりダンスをしたり、保育士個人の特技を披露したり等がありますが、当然毎月同じものという訳にはいきません。誕生会のネタ探しに困った時には簡単なマジックを選択してみても良いかも知れませんね。
3-1、「水の色が一瞬で変わっちゃう!」
とてもシンプルかつ簡単なマジックです。透明な水の入ったペットボトルを用意します。ペットボトルを振ると赤や青といった色水に変化するといった内容です。先ほどご紹介したマジックと同様、変化がわかりやすいので子どもの反応も良いでしょう。
事前準備としてあらかじめペットボトルのキャップに絵の具を塗っておくだけで、マジックが初めてという方も簡単にできるでしょう。
3-2、「筒からチューリップ」
こちらはスムーズに演じられるよう少し練習が必要なマジックです。事前に大きさと色の違う筒を四つ用意します。それぞれの筒と同じ色の造花も合わせて用意しておきましょう。
中身が空洞になっているはずの筒からそれぞれのカラーの造花が登場します。
出てきた造花をお誕生会の主役の子どもにプレゼントしてあげても喜んでもらえるでしょう。
3-3、新聞紙から水が!?『魔法の新聞紙』
こちらはこれまでご紹介したものと比較すると少し難易度が高いマジックです。
コップの中の水を新聞紙の中に入れたはずなのに、その水が消えてしまいます。水が見つからないまま新聞紙を傾けてみると、水は紙コップの中に戻っているというマジックです。
流れ良く進めるために少し練習が必要かも知れませんが、その分成功した時の盛り上がりが期待できるでしょう。
4、出し物として手品やマジックを披露、盛り上げるコツ
実際に子どもの前で手品やマジックを披露する上で留意する点を考えてみましょう。
4-1、手品師になりきって、音楽にもこだわる
手品やマジックをもっと盛り上げたい時には衣装や背景、音楽にもこだわってみると良いでしょう。他の保育士の協力の元、ゲストとして誕生会やクリスマス会などの行事に招待されたという設定にしても面白いですね。もちろんいつも見ている保育士ですので当然子どもにはすぐにバレてしまうのですが、保育士はプロのマジシャンではありませんので、マジックの稚拙さを補うためにも手品師のキャラクターになりきって思い切り見た目にこだわってみるのも良いかも知れません。
4-2、スムーズに進められるように練習をする
どんなマジックを披露するかを決めた時、実際にかかる時間などを把握する事と人前で披露する練習の意味でも、同僚保育士の前で演じてみましょう。経験豊富な保育士からはどのように進めたらもっと盛り上がるかのアイディアをもらえるかも知れません。
まとめ
特別な行事での出し物は勤務年数が長くなってくればくるほど、次第にネタ切れになってしまう事も多いですが、手品やマジックはその内容を変える事で毎回新鮮な驚きや盛り上がりを見せてくれます。子ども達の記憶にもしっかりと残ってくれるでしょう。ちょっとした空き時間で披露できるよう、簡単なものを1、2個出来るようにしておくといざという時に役立つかも知れませんね。
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