保育士が教える!園児が大好きな手遊び7選(2015/10/22)
保育に必要不可欠な「手遊び」。手遊びという言葉が聞き慣れない方も、手を裏返していく「おせんべ焼けたかな」や、最後にジャンケンのある「お寺のおしょうさん」、『にんじん♪たまねぎ♪』で始まる「カレーライスのうた」などの有名な手遊び歌はご存知なのでは?
手遊びという武器を持っておくと、「どうしよう…!」の時に、とっても役に立つのです。その手遊びについてご紹介します。
目次
1.そもそも「手遊び」とは?
歌いながら手や体を動かす遊びです。そのほとんどが、一つの手遊びの中で同じメロディー、同じリズムが繰り返されます。
地域や園によって歌詞や動きが微妙に違うのも、面白いところです。
また、手遊びは道具を必要としないので、いつでもどこでも行えます。
2.どんなときに、何のために行うのか?
保育をする中で手遊びを必要とする場面はたくさんあります。例えば、活動の前や読み聞かせの前、お歌の前、お話の前、ちょっとした間を埋める時、遊びの中でなど。主に活動の導入として、子どもたちの気持ちをこちらに向けたい時に行われます。
また、子どもの集中力やリズム感を養える他、脳の発達にも繋がります。
私の体験談ですが…
保育士1年目、朝礼の司会を担当していた日。体操のCDをセットしておくのを忘れてしまい…他の先生にやってもらっている3分の間を「繋いで!」と言われ、とっさに思いついた手遊びで何とかしのいだという、苦い経験があります。子ども相手なので、たったの3分でも”何もしない時間”は許されないんですよね。「待っててね」で待っていられないので。ちなみに「あたま・かた・ひざ・ポン」をひたすらやりました(笑)後でばっちりお叱りを頂きました!
3.オススメの手遊び
1.「はじまるよ」
はじまるよったら はじまるよ
はじまるよったら はじまるよ
いち と いち で 忍者だよ ニンッ
はじまるよったら はじまるよ
はじまるよったら はじまるよ
に と に で カニさんだよ チョキンッ
はじまるよったら はじまるよ
はじまるよったら はじまるよ
さん と さん で 猫のひげ ニャー
はじまるよったら はじまるよ
はじまるよったら はじまるよ
よん と よん で タコのあし ピトッ
はじまるよったら はじまるよ
はじまるよったら はじまるよ
ご と ご で 手はおひざ
読み聞かせの前などによく行われます。リズミカルで明るい手遊びですが、最後の「手はおひざ」をそーっと静かにやると、そのままお話が始められます。
2.「ひげじいさん」
トントントントン ひげじいさん
トントントントン こぶじいさん
トントントントン てんぐさん
トントントントン めがねさん
トントントントン うさぎさん(or 手は上に)
キラキラキラキラ 手はおひざ
「トントントントン」というメロディーと動作が、小さい子にも人気なこの手遊び♪二回目でスピードアップしたり、ひげが伸びたりこぶが飛んだりするバージョンや、ドラえもんバージョンなんかもあります。
3.「おべんとうばこのうた」
これっくらいの おべんとばこに
おにぎりおにぎり ちょいと詰めて
きざみ生姜に ごま塩ふって
にんじんさん さくらんぼさん
しいたけさん ごぼうさん
穴のあいたれんこんさん
筋の通ったふき
普通に行った後、「次は大きいぞうさんのお弁当だよ~!」と、腕を伸ばし体全体を使って大きいお弁当を作ったり、「アリさんのお弁当作るよ~!」と、指で小さく作ったり。想像力も働かせながら、楽しく行えます☆
4.「3匹のこぶた」
3匹のこぶたの1匹が
わらのお家を 建てました
オオカミがきて オオカミがきて
ビュワっとひと吹き ビュワっとひと吹き
わらのお家は ぺっしゃんこ
3匹のこぶたの1匹が
木のお家を 建てました
オオカミがきて オオカミがきて
ビュワっとひと吹き ビュワっとひと吹き
木のお家は ぺっしゃんこ
3匹のこぶたの1匹が
レンガのお家を 建てました
オオカミがきて オオカミがきて
ビュワっとひと吹き ビュワっとひと吹き
レンガのお家は 大丈夫
あの有名な「3匹のこぶた」の手遊びです。年少以上になってくるとこのお話を知っている子どもも多いので、馴染みやすいと思います☆
5.「食いしん坊のゴリラ」
食いしん坊のゴリラが バナナを見つけた
皮むいて 皮むいて パクリと食べた
ドンドコドン ドンドコドン
「あ~おいしい!」
食いしん坊のゴリラが レモンを見つけた
皮むいて 皮むいて パクリと食べた
ドンドコドン ドンドコドン
「きゃ~!すっぱーい!」
食いしん坊のゴリラが 玉ねぎを見つけた
皮むいて 皮むいて 皮むいて 皮むいて
皮むいて 皮むいて 皮むいて 皮むいて…
「あ~!なくなっちゃった~!」
「ドンドコドン ドンドコドン」のところが「ウッホッホ ウッホッホ」のバージョンもあるみたいです。是非ゴリラになりきって下さい。ウケます。「」内のセリフも表情をつけましょう。
また、なぜ玉ねぎはなくなってしまったのか、説明してあげると子どもたちの知識にもなります。
6.「ポキポキ(チョキチョキ)ダンス」
ラララ右手 ラララ右手
ラララ右手を くるくるりん
ポキポキダンスを一緒に踊ろう
パパッパパッパッパ スマイル♪
ラララ左手 ラララ右手
ラララ左手を くるくるりん
ポキポキダンスを一緒に踊ろう
パパッパパッパッパ スマイル♪
ラララ頭 ラララ頭
ラララ頭を くるくるりん
ポキポキダンスを一緒に踊ろう
パパッパパッパッパ スマイル♪
こんな感じで他にも足やお尻もやっていくのですが、出た部位はずっとくるくるし続けないといけないので、最終的に全身がくるくるふにゃふにゃし、面白いことになります。
この手遊び?体遊び?は、立っていて尚且つ静まり返らなくても良い時用ですね!
7.「奈良の大仏さん」
奈良の奈良の大仏さんに
スズメが5羽 とまったよ
何て言って 鳴いてるかな
チュンチュンチュンチュンチュン
イェイ!
1番目のスズメは 頭にとまったよ
高い高い お山だよ
チュンチュンチュンチュンチュン イェイ!
2番目のスズメは お鼻にとまったよ
暗い暗い トンネルだよ
チュンチュンチュンチュンチュン イェイ!
3番目のスズメは お指にとまったよ
長い長い えんとつだよ
チュンチュンチュンチュンチュン イェイ!
4番目のスズメは おへそにとまったよ
広い広い お池だよ
チュンチュンチュンチュンチュン イェイ!
5番目のスズメは お尻にとまったよ
臭い臭い おならだよ
チュンチュンチュンチュンチュン イェイ!
「イェイ!」が盛り上がるこの手遊び♪「おなら」など、ちょっとお下品なワードは、子どもたち大好きです。ただし、園によってはNGのところもあるのでご確認を!
※あくまで一個人の意見です。
この他にも、数え切れない程たくさん存在する手遊び。自分のバリエーションを増やしておくと、とっても保育で役立ちます。
一番大切なのは、保育者自身が楽しそうにやることです!表情豊かに、ノリノリでやりましょう♪
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