明日から使える!仕事でも生活にも役立つ看護師の25の裏技(2016/01/26)
公開日:
:
最終更新日:2019/02/14
お役立ち
看護師の現場は使える裏技がたくさんあります。今回は、海外ブログで話題になっている、お仕事の現場から日常生活まで、明日から役立つ25の裏技をご紹介します。
目次
- 1. コンタクト保存液を忘れたら「食塩水」
- 2. 排泄物の処理には「手袋3枚重ね」
- 3. 休憩時間の食事の汚れが気になるなら「手術衣を着る」
- 4. 臭気が気になる場所には「コーヒーの粉」
- 5. 鼻腔栄養チューブは使う前にひと工夫!
- 6. 静脈路確保・挿入には「温かい布きん」が使える
- 7. 女性の患者さんにはフォーリーカテーテルを「2回」する
- 8. 検血前に、「尿採器」を置いておく
- 9. 取れない血痕には「過酸化水素」が効く
- 10. 排泄物のふき取るときには「ローション」
- 11. 点滴するときは、しっかりと「チューブを締める→スパイクを穿刺」してからチャンバーを満たす
- 12. 接触予防策として、「聴診器に手袋」
- 13. ベッドや部屋から出たがる患者さんには「お願いごと」を
- 14. 小児患者の止血帯は「半分にカット」
- 15. 毛深い患者さんには「布ガーゼ」
- 16. 強い臭気には「歯磨き粉・Vics」を使う
- 17. 絡まった髪や汚れには「消毒用アルコール」
- 18. 尿道カテーテルを使用するときは、先端だけの円滑剤はNG
- 19. 排泄物の汚れ落としには「シェービングクリーム」が効く
- 20. 紛失防止に「ソックス重ねばき」
- 21. 患者さんの呼吸速度を測るときは「演技も必要」
- 22. 尿道カテーテルを固定するには「空いたシリンジ」が使える
- 23. 乾いてしまった血液をとるには「KYジェリー」か「円滑剤」がいい
- 24. メモは手じゃなくて「マイクロポアテープ」に
- 25. 袖のずり落ち防止に、手術衣に「親指の穴」をあける
1. コンタクト保存液を忘れたら「食塩水」
コンタクト保存液を忘れたときは、普通の食塩水を使えばレンズが渇きません。緊急対策として、ドライアイの目薬がわりにもなります。
2. 排泄物の処理には「手袋3枚重ね」
患者さんの排泄物処理の際、時間を節約するためにも「排泄物3枚重ね」が便利。処理が終わったら一枚目の手袋を取って捨てます。ゴミを捨て終わったら二枚目をはがして捨て、最後周囲の掃除やベットメイキングが終わったら三枚目も捨てればOK。新しい手袋をする時間の節約にもなります。
3. 休憩時間の食事の汚れが気になるなら「手術衣を着る」
休憩中、食事の汚れがユニフォームについてしまうこと、ありますよね。食べ物の汚れは落ちにくいので、心配な方はユニフォームの上から手術衣を着るのがおすすめ。エプロンのようにユニフォームを予期せぬ汚れから守ってくれます。
4. 臭気が気になる場所には「コーヒーの粉」
ポータブルトイレや嘔吐物用の膿盆、さらには給湯室の排水溝まで、臭気が気になる場所に使えるのが「コーヒーの粉」。コーヒーの粉を振りかけて流すだけでも消臭効果が抜群です。さらに、挽いたコーヒー豆を箱やポットに入れて部屋に置くだけでも、部屋の臭いを消臭してくれます。
5. 鼻腔栄養チューブは使う前にひと工夫!
鼻腔栄養チューブを使う前におすすめなのが「冷やす」こと。冷やすことで挿入時の不快感が軽減されるだけでなく、挿入しやすくなります。氷水で冷やすか、冷凍庫に15~30分入れるといいでしょう。
6. 静脈路確保・挿入には「温かい布きん」が使える
あたたかい布きんを挿入する場所に少しあててあげると、血管が拡張し、静脈路確保がしやすくなります。
7. 女性の患者さんにはフォーリーカテーテルを「2回」する
女性の患者さんに対してフォーリーカテーテルをしても尿の流れが確保できない場合は、外さないまま新しいものを使ってみるとよいでしょう。最初のカテーテルは同じ位置に固定し、新しいものを少し上のほうに向けて挿入しましょう。尿道が閉じずにうまく処置ができます。
8. 検血前に、「尿採器」を置いておく
小児患者の検尿・検血では、血液精密検査の間、採尿器を置いておくといいでしょう。検体採取のときに役立つ場合があります
9. 取れない血痕には「過酸化水素」が効く
布についてしまった血液を取り除くには「過酸化水素」が使えます。(※容量・用法を遵守してください)
10. 排泄物のふき取るときには「ローション」
ロストリジウム-ディフィシル(あるいはクロストリジウム-ディフィシレ)感染症の患者さんの場合など、皮膚から排泄物をふき取りにくい場合があります。その場合は、ふき取る布/紙に少量のローションをつけるだけで、肌に負担をかけることなくすぐふき取ることができます。
11. 点滴するときは、しっかりと「チューブを締める→スパイクを穿刺」してからチャンバーを満たす
こうすることで、の空気を抜くことで、気泡が発生することを防ぎます。
12. 接触予防策として、「聴診器に手袋」
接触予防策として、聴診器に手袋をつけるという裏技も。手袋は非常に薄いのできちんと音は聞き取れ、患者さんとのウイルスの接触予防になります。
13. ベッドや部屋から出たがる患者さんには「お願いごと」を
ベッドや部屋から出たり、はいかいしがちな患者さんには、ベッドの上でお願いごと・頼みごとをするといいでしょう。(例えば、タオルをたたんでいただくなど)。そうすると、目的意識が芽生え、移動してしまうことが少なくなります。
14. 小児患者の止血帯は「半分にカット」
小児患者にとって、止血帯は大きすぎたり、厚すぎる場合がほとんど。患者さんの身体の大きさに合わせてカットすると、きちんと握ってもらえます。
15. 毛深い患者さんには「布ガーゼ」
静脈注射の際、毛深い患者さんに対しては、止血帯としてガーゼか布を使うとよいでしょう。はがすときの傷みを軽減できます。
16. 強い臭気には「歯磨き粉・Vics」を使う
強い臭気が伴う処置を行う際には、二枚のマスクの間に、歯磨き粉やヴィックスといったメントールの香りが強いものを塗って使うと快適です。
17. 絡まった髪や汚れには「消毒用アルコール」
寝たきりの患者さんの髪、汚れのせいでしつこく絡まっていたりしている場合は、消毒用アルコールが使えます。身体の拭き取りの際に行うといいでしょう。
18. 尿道カテーテルを使用するときは、先端だけの円滑剤はNG
シリンジにも円滑剤を塗って尿道に直接挿入すると、円滑剤が一部にとどまることができ、抜け落ち防止にもなります。
19. 排泄物の汚れ落としには「シェービングクリーム」が効く
シェービングクリームをつけてこするとローションのように汚れが落ちやすくなります。
20. 紛失防止に「ソックス重ねばき」
患者さんのソックスを脱がしたときに、バラバラになってなくなってしまうことがよくあります。ぬがした片方の靴下をもう片方の脚にかぶせれば、衛生的かつ紛失防止になります。
21. 患者さんの呼吸速度を測るときは「演技も必要」
呼吸速度を測るとき、そのまま言ってしまうと、患者さんは呼吸を故意に整えようとしてしまうのでNG。「脈を測る」といって、脈を測るフリをしながら、呼吸速度を測ると正確な数値が出ます。
22. 尿道カテーテルを固定するには「空いたシリンジ」が使える
プランジャーを取って空いたシリンジのバレルにチューブを入れるだけでOK。ケリー鉗子が切れているときの裏技です。
23. 乾いてしまった血液をとるには「KYジェリー」か「円滑剤」がいい
まずKYジェリーや円滑剤を塗って少ししてから拭き取ると、乾いてとりにくくなった血液も簡単にとれます!
24. メモは手じゃなくて「マイクロポアテープ」に
マイクロポアテープにメモを書いて貼れば、洗って落ちたりしてしまう心配も0!汗をかく夏や緊張する状況下でも大丈夫です。
25. 袖のずり落ち防止に、手術衣に「親指の穴」をあける
手術衣を着たあと、手袋をつける前に、親指部分に穴をあけます。その穴に親指を通してから手袋をつけると、袖がずり落ちる心配がなくなります。
いかがでしたか?参考になった方は、ぜひ仲間にライフハックをシェアしてみてくださいね。
※本コラムでご紹介した裏技は、あくまでブログ作者の個人的見解であり、医学的根拠を完全に保証するものではございません。実行の際は、現場や責任者にご確認をしてください。
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