マタニティーブルーズとは|看護用語(2019/05/11)

マタニティーブルーズとは
マタニティーブルーズとは、出産直後から2〜3日の間に現れ数時間から数日持続した後、自然におさまる一過性の鬱症状のことをいいます。これは分娩後の内分泌の急激な変化が関与していると言われており、エストロゲンやプロゲステロンが急激に減少するなどの生理的要因が挙げられます。一般的には2週間程で元に戻る事が多く、特別な治療が必要ない場合がほとんどですが、産後うつ病への移行には注意が必要です。
マタニティーブルーズ:看護
マタニティーブルーズに見られる症状には抑うつ気分、意欲の低下、不眠、不安、涙もろさ疲労感、などがあります。私たち医療者は患者の表情や言動から異常の有無等をアセスメントし、看護にあたらなければなりません。
看護のポイント
| 1.患者の思いや不安を聞き、患者のペースに合わせた授乳等の指導を行う
2.一過性の症状で改善することを本人・家族に説明する。 3.睡眠の確保やリラックスして過ごせるよう家族にも協力を得て環境を整える。 |
まとめ
看護師は、産後に起こりうる精神的な症状について知識を深め、患者に対して適切なアドバイスや支援が行えるようにしておく必要があります。
参考文献
妊娠後期における妊婦の心理的健康感と 出産後のマタニティブルーズとの関連性(行動医学研究 Vol.10 No.2|津田茂子、田中芳幸、津田彰|2004年)
東京都在住、正看護師。自身が幼少期にアトピー体質だったこともあり、看護学生の頃から皮膚科への就職を熱願。看護学校を経て、看護師国家資格取得後に都内の皮膚科クリニックへ就職。ネット上に間違った情報が散見することに疑問を感じ、現在は同クリニックで働きながら、正しい情報を広めるべく、ライターとしても活動している。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ナースのヒント の最新記事を毎日お届けします
こちらの記事もおすすめ
-
看護用語
-
看護診断(NANDA・NIC-NOC)に対する理解と知識の習得
患者へ適切な看護ケアを行うために必要不可欠な「看護診断」。病気や心理的要因などから起こる患者
-
お役立ち
-
自衛隊看護師|自衛隊の看護学校とその倍率、仕事内容と給料は?
みなさんも災害派遣や海外支援など、自衛隊看護師の活躍を目にしたことが一度はあるでしょう。国家
-
看護計画
-
腹水が貯留する疾患は多々あります。腹水の貯留は、呼吸苦や見た目の悩みといった、ADL、QOL
-
看護師あるある
-
自分が入院すると、点滴を勝手に早めてしまう|看護師あるある【vol.5】
患者さんの点滴の滴下を合わせる時は、時計の秒針とにらめっこしながらクレンメを調節して、指示通りに
-
看護計画
-
多発性骨髄腫の看護|症状と治療、看護目標、看護計画とケアのポイント
血液の中には、酸素を運搬する赤血球、免疫をつかさどる白血球やリンパ球、止血に関与する血小板な


