名札と保育|フェルトやワッペンを使った手作り名札の作り方(2017/06/27)
保育園で働く際、また保育実習で保育園を訪れる際にも、欠かせないのが名札となります。エプロンなどに名札を着け、子どもたちに覚えてもらうことが目的となりますが、どのようなタイプの名札があるのか、また自分で名札を作成するにはどうしたらいいのかについてまとめていきます。他にも、通園する子どもたちにもスモックや持ち物に名札を着けてもらうことになるので、どのようなタイプのものがあるのかについても併せて紹介していきます。
目次
1、フェルト製の名札
保育園で使用する名札の定番といえば、フェルト製の名札ですが、自分で作成しなくても保育園向けのかわいい名札が多数販売されています。
こちらのフェルトの手作り名札専門店らびりーでは、様々な形の名札が販売されています。
参考画像の様に、亀やひまわりなど子どもたちにも馴染み深いモチーフを使用して、色使いも明るく柔らかく、子どもたちが好印象を抱くような作りとなっています。
また、似顔絵のようなモチーフが入った名札を作成することも出来ます。
オリジナルで注文することは出来ませんが自分のイメージに近いイラストのものを一覧の中から髪の色などを指定して作成を依頼することが出来るので、作りたいイメージにかなり近づけていくことが出来そうです。
紹介したようなフェルト製の手作りの温かみのある名札を使用するのも素敵です。
1-1、ワッペンタイプの名札
出典:YUUWAお名前ワッペン
名前が刺繍されたワッペンタイプのものも市販されています。
アイロンでくっつけることが出来て大変手軽です。更に補強する為に余裕があれば刺繍糸などで仕上げると取れにくくなり洗濯を重ねても安心です。
上記の参考画像の様に動物やキャラクターの形になっているものもかわいいです。
保育士以外にも、子どもたちの持ち物に着ける名札としても利用出来ます。
また、従来の名札タイプのものでもかわいく刺繍などが施されたワッペンとして販売されているものもあります。様々な持ち物に簡単にアイロンで接着することが出来るので手間なく名札が着けられます。通園する子どもたちはこのようなタイプの名札を使用していることが多いかと思います。
出典:putidepome 名札ワッペン
こちらは、制服やスモックの穴あき防止で作られた名札ワッペンです。
かわいいモチーフのワッペンを制服やスモックにくっつけると、下のループに安全ピンを通すことが出来、衣服に穴を開けることなく名札を付けることが出来ます。
このタイプの名札ワッペンは大変人気で、多数のお店から様々なタイプのものが販売されています。100円ショップなどでも販売されているようなので、衣服に穴を開けたくない場合は使用してみてください。
1-2、布団に着ける名札について
出典:MOMO工房
こちらは保護者の方に用意して頂くものとなりますが、昼寝布団などに着ける名札についても紹介します。
お昼寝布団や巾着袋などに名札をつける場合は、白い布にアイロン転写するタイプなどが便利です。100円ショップなどでもアイロン転写タイプの名札は多数販売されているので手軽に入手出来そうです。保育園でも予備として少し常備しておくと活用出来るかもしれません。
自分で名札を付けるの時間がないという方に紹介したいのが、布団をオーダーしたら名札も作成し縫い付けてくれるサービスです。名札の大きさから付けたい位置まで選ぶことが出来るので保育園の指定通りに作成することが出来ます。
1-3、エプロンに着ける名札について
次にエプロンに着ける名札についてまとめていきます。
これまでの項目でまとめてきたように、保育士が着ける名札で人気なのはフェルト製のものです。
とはいえ、忙しい現場での仕事となる為、必ず全員が手作りの名札を用意しているわけではありません。
下の項目で紹介していくような園児が着けているのと同様の安全ピンタイプの名札を使用している保育士の方もいます。
出典:KTC中央高等学院
また、参考画像のような学校などでよく使用するタイプのカードサイズの名札入れを使用し、中に入れる画用紙にかわいく名前やイラスト、シールなどでデコレーションしている名札を着用した保育士の方も多く見られます。
2、名札を手作りする方法
名札を手作りする方法についてまとめます。
名札を手作りで作成する1番簡単な方法は、フェルトを使用することです。
まずは名札にしたいモチーフを決めていきます。保育雑誌などで好きな形を選んでもいいし、自分の好みのキャラクターをモチーフにするのもいいです。
モチーフを決めたらフェルトに型を取り2枚重ねで切り抜いていきます。
顔などはボンドでくっつけても縫い付けてもどちらでも構いません。
そして、フェルト2枚をかがり縫いでくっつけていきます。
最後に、フェルトで名前の文字を切り抜きボンドで貼り付けたら出来上がりとなります。
これは、基本的な作成方法で、選んだモチーフに綿を入れて膨らませてマスコットのように仕上げるなどアレンジ次第でデザインの幅も広がります。
是非自分だけのオリジナルの名札を作成して子どもたちにアピールしていきましょう。
2-1、名札を作成する際のデザイン
出典:東京成徳大学深谷高等学校
名札のデザインですが、これといった決まりはないので参考の画像の様に本当に様々なタイプの名札を作成出来ます。自分が好きなものを自己紹介替わりに名札にしてみるのもいいですし、子ども達の間で流行っていそうなものを選んでいくのも人気者になれそうです。
目的はかわいい名札を仕上げることではなく、子ども達に自分の名前を覚えてもらう為なので、余りに自分の趣味に走り過ぎず、保育園で使用するのに適したものを選んで作成していきましょう。
2-2、名札を作成する際のテンプレート
出典:ぎんがむちっく
次に名札をテンプレートから作成する方法です。
参考画像のようなかわいいアンパンマンの名札を作成する方法なのですが、テンプレート方式で、実は手軽に作成することが出来ます。
出典:ぎんがむちっく
このように既製品を映し絵のようにし、パーツを1つずつ型紙に起こしていきます。
型紙に合わせて作りたい色のフェルトを切り抜きボンドで貼り合わせていくだけで完成です。
参考画像のアンパンマンの名札は顔の部分のみ綿を入れてふっくらと仕上げてあります。
このような方法でテンプレートのように、作りたいものを自分で型紙として起こしていくのが1番手軽で作りたいイメージに仕上げられます。
2-3、安全ピンタイプの名札
出典:生活雑貨 小鳥の庭
次に、安全ピンで出来ている名札についてまとめていきます。
園児たちが使用する名札はこのタイプのものが殆どだと思います。
保育士の方でもこちらのタイプを使用する場合もあります。
昔からあるタイプのチューリップなどの安全ピンだけでなく、上記の参考画像のように形もかわいいものも多数あり、急遽名札を用意しなければならない時に活用出来ます。
出典:画材本舗
また、服に穴が開かない名札留めも便利です。
ボタンのような仕組みで服などに固定することが出来、安全ピンを通す穴がついているので、服などに穴を開けてしまうことなく名札をつけることが出来ます。
3、保育実習で使う名札の作り方
出典:実習 保育実習 名札 on Instagram – Mulpix
教育実習に使う名札を作成する場合も、自分が好きなキャラクターや食べ物を写真のようにマスコットで作成して名札に付けるのもおススメです。
子どもたちに馴染みのあるものを選ぶと、「〇〇の名札の先生だ!」と子どもたちの中で記憶に残りやすくすぐに覚えてもらえると思います。
出典:埼玉純真短期大学
凝った名札作りが難しい場合でも、上記の写真の様にチューリップや、りんご、車などの形をフェルトで切り抜き、市販のひらがなフェルトをくっつけるだけでも充分です。
子どもたちに人気のアンパンマンのフェルトマスコットの作り方が載っている本も名札作りの参考になりそうです。型紙もついているので自分の作りたいキャラクターを選んでマスコットを作り、プレート状の名札の上にマスコットを載せたり、マスコットのお腹に名前を入れるなど、アイディア次第で様々なタイプのかわいい名札が作成出来そうです。
まとめ
様々なタイプの名札についてまとめて参りました。
学校の授業で製作時間が組み込まれている場合が多い為、教育実習生が名札をかわいくこだわって作成するパターンが多いようです。
保育園で頑張った思い出の品ともなりますし、子どもたちにも早く覚えて馴染んでもらうきっかけの1つとなるでしょう。
保育士や在園児が使用する名札は、安全ピンでくっつける簡単な名札である場合が多く、それらも最近では個性的なデザインの名札も増えてきているようです。
名札を作成したり使用する際に、これまでまとめてきてことを参考にしてみてください。
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