誰でも時間の投資でその道の天才!10,000時間の法則とは?

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誰でも時間の投資でその道の天才!10,000時間の法則とは?(2016/01/15)

公開日: 2016/01/15 : まなぶ 保育士 

10000時間の法則とは?

天才とは生まれつき決まっている人なのでしょうか?歴史的に成功を収めた人物や世界的な起業家、スポーツ界でのスターなどの人生を振り返ってみると、彼らは生まれた時から天才ではないことが分かります。

10000時間の法則とはマルコム・グラドウェル氏が提唱する法則ですが、世界的に成功を収めた人達は、誰もが皆10000時間以上ある分野に投入してきた結果だといいます。

それでは誰でも10000時間打ち込んで努力さえすれば、その分野の天才になれるということなのでしょうか?

 

目次

  • 1.天才を作り上げる10,000時間
  • 2.それほど簡単ではない10,000時間
  • 3.10,000時間の具体的な費やし方
  • 4.実際に10000時間を費やした天才達
  • まとめ

1.天才を作り上げる10,000時間

天才を作り上げる10000時間

成功するためにはとか、金持ちになる方法などは、いつの時代にも注目されている話題ではないでしょうか?自分には才能がないからとか、誰かのように天才ではないからという話もよく聞きますが、10000時間の法則を考えると誰でも時間を投入して努力さえすれば、ある分野で天才的な才能を発揮したり成功することができる、ということになります。

 

10000時間と一言でいいますが、これはもちろん簡単なことではありません。仕事だと考えて毎日8時間を費やしたとしたら1年365日で計算すると約3年5ヶ月になりますが、他に仕事があったり学生の場合には、毎日8時間の投資は難しいでしょう。

 

実際に楽器の練習をするグループを分けて比較してみると、練習時間のトータルが4000時間、8000時間だったグループに対して、10000時間練習をしたグループは優れた実力を発揮した、という興味深い結果が表れたということです。

この調査によれば、練習なしで天才的な実力を持つ人も、どんなに練習しても上手にならない人もいなかった、ということでした。

 

2.それほど簡単ではない10,000時間

それほど簡単ではない10000時間

上記で毎日8時間投入して約3年5ヶ月といいましたが、それなら簡単だ、と思う人はいないでしょう。「石の上にも3年」といいますが、少なくても3年以上は集中しなければ、回りからプロとして認められることはありません。

 

この10000時間が簡単でない理由は、自分を信じることができずに途中で止めてしまうケースが多いからです。可能な環境であり自分を信じ続けることさえできれば可能な10000時間ですが、自分には向いていないのではとか、才能がないのではなど、途中で止めてしまうケースが多いのが現実です。

 

そうでなくても毎日変わらない気持ちで続けるというのも簡単ではないのに、自分を不信したり他に道があるのではと疑ったら、1ヶ月や3ヶ月でもやる気を失ってしまいがちなのが人間です。

 

今までの自分が生まれ変わる過程であるので簡単であるはずがない、という覚悟が重要です。

 

3.10,000時間の具体的な費やし方

10000時間の具体的な費やし方

自分は学生だからとか、会社員なので毎日8時間は無理だという場合はどうでしょうか?

1日5時間だと約5.4年、1日3時間だと約9.1年になるのを考えると、やはり1~2年で成功しようと考えるのは無理がありますね。

 

1日に3時間を投入するというのは、十分可能な数字だといえるでしょう。自分の仕事は行ないながら将来のために何かを準備するこの3時間は、将来重要な投資になるはずです。学生なら特に、10年後の目標のために十分投資することができる期間になるでしょう。

 

10年なんて長すぎる、と思いますか?この10000時間というのは全ての実力が10000時間以降に発揮されるというのではなく、100時間、1000時間と随時変化し続ける10000時間です。その過程を自分で確認しながら続けられるので、やればやるほど続けたくなる10000時間となっていくはずです。

 

最初から10000時間なんて考えられないと思ったら、まずは100時間、1000時間を目標にしてはいかがでしょうか?その中で自分の変化を確認しながら、その次の目標に向けて投入するという方法もいいですよ。

 

4.実際に10000時間を費やした天才達

実際に10000時間を費やした天才達

マイクロソフトの会長であり、ビル&メリンダ・ゲイツ財団協同会長のビル・ゲイツの話は有名ですよね。1994年~2006年の間世界長者番付で一位となった彼は、中学2年生でコンピューターに触れてから毎日8時間以上プログラミングしていたということです。

そんな彼が大学生のときにWindowsの前身であるMSDOSを開発しましたが、それまでに投入した時間が約10000時間だといわれています。

ビル・ゲイツも生まれた時からの天才ではありませんでした。

 

音楽の天才と言われるモーツァルトはなんと6歳の頃から作曲をはじめたといわれていますが、世で高く評価されているピアノ協奏曲は21歳の頃作曲しました。あのモーツァルトも彼の持つ才能が発揮されたのは、作曲に費やした時間が10000時間を越えてからだということになります。

 

このように世の中に名を残した天才達や成功した人達も、時間の積み重ねなしに名声を得たケースはない、ということになります。

 

まとめ

まとめ

マルコム・グラドウェル氏は著書の中で、成功した人は10000時間の積み重ねと共に、偶然のタイミングが重なることによって現れていると書いています。時代の流れとビル・ゲイツの10000時間の投入が重なることによって、彼の功績が実現しました。

10000時間の投入と時代的なタイミングで、彼らのような天才が生まれる可能性は十分にあるのです。

誰でも可能な天才への道である10000時間の法則、挑戦してみる価値が十分あると思いませんか?

jdepo

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