沢田希望 看護師さんの執筆・監修記事一覧

沢田希望 看護師

埼玉県在住。埼玉県内の大学病院(整形外科)で正看護師として5年勤務した後、結婚・出産を機に離職。現在は2児のママとして、育児をしながらライターとして活動している。趣味はヨガ。産後の体型維持のために始めたものの、今では体幹トレーニングなど、スポーツとしての楽しみを感じている。

CPM(持続的他動運動)の看護|目的や方法、看護の6つのポイント

CPMとは機械を用いて関節の屈曲・伸展を行うリハビリ方法のことです。膝関節の術後に用いられることが多いです。CPMは効果的なリハビリ方法ですが、正しく使用しないと、CPMのリハビリ効果が半減したり、安全に使用できなかったりするので、看護師はCPMについて正しい知識を身につけておきましょう。CPMの基礎知識や目的、方法、看護のポイントをまとめましたので、実際の看護の参考にしてください。

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ミエログラフィー(脊髄造影)の看護|看護目的と適応方法、副作用について

ミエログラフィー(脊髄造影)は、脊柱管内の神経が圧迫され、しびれ、痛み、まひなどの症状が出ている患者に行う侵襲的な検査方法です。ミエログラフィーの看護は、施術方法や目的、副作用などについてよく知り、腰椎穿刺・後頭下穿刺に準じた処置や観察など、適切な看護が必要です。 患者がミエログラフィーを安全に安楽に受けられ、検査後の副作用を発生させないためには、検査前後の看護が重要となります。ミエ

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関節リウマチの看護|寛解目指し、療養生活の局面のサポートを

関節リウマチは膠原病の1つで、30~60代の女性に多く、薬物療法やリハビリを続けながら療養生活を送ることになる病気です。 進行すると関節の変形にもつながり、日常生活を送るのにも支障が生じる可能性もあり、早期発見して早めに治療を開始することや、円滑な薬物療法やリハビリを進めるために、患者自身への指導や働きかけが重要なポイントとなってきます。患者が少しでも前向きに治療に取り組めるように、

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椎弓形成術の看護|症状や合併症、術後の看護計画と過程

椎弓形成術は、頚椎症性脊髄症の治療法の1つです。まず頚椎症性脊髄症の症状とは、端的に言うと「手先の細かな作業が難しくなる巧緻障害」です。例えば、お箸がうまく使えない、ボタンをかけるのが難しい、歩行の際に足がもつれるなどが挙げられます。これらの主な原因は、加齢により頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)が変形することで、頚椎の脊柱管を通る脊髄が圧迫されることにあります。そのため、首の後ろにあ

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人工膝関節置換術(TKA)の看護|手術後感染の看護問題・目標とリハビリ

人工膝関節置換術は、損傷した膝関節の代わりに金属やプラスチック製の人工関節を入れることで、膝関節の痛みを取り除き、患者のQOLを上げる手術です。 人工膝関節置換術の基礎知識や術後の感染リスク、看護問題や看護診断、看護目標・看護計画をまとめました。人工膝関節置換術の患者の看護の参考にしてください。   1、人工膝関節置換術(TKA)とは 人工膝関節置換術(TKA)と

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観血的整復固定術の看護|術後合併症と術後の看護計画のポイント

観血的整復固定術とは骨折の治療法の1つで、手術によって骨折のずれを治して、金属のピンなどを用いて、直接骨を固定する治療法になります。 観血的整復固定術は早期離床が可能であるというメリットがあるので、高齢の患者にもよく用いられる骨折の治療法になります。観血的整復固定術の基礎知識や合併症、術後の看護計画をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。   1、観血的整復固

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骨粗鬆症の看護|治療における各種療法と骨折予防のための指導

骨粗鬆症の多くは生活習慣が関与しているため、その場で治療が終わればそれで終わりというわけにはいきません。看護しているうちから食事内容や適切な運動について正しい知識と実践方法を伝え、患者に治療終了後も骨粗鬆症にならない生活を継続してもらえるように指導することが重要です。 本記事では、骨粗鬆症の基本的な知識や、治療法・治療薬、看護目標、生活指導、看護研究についてまとめました。骨粗鬆症を繰

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大腿骨頚部骨折の看護計画|症状、手術、看護問題・過程

老化によって骨がもろくなってしまった高齢者に多く発症する、大腿骨頸部骨折。整形外科で多く見られる症例のひとつです。毎年、10万件以上発症していると言われており、高齢化によって増加の一途を辿っています。 この骨折をきっかけに筋力が低下し、寝たきりになってしまうこともあり、高齢者のADLを大きく下げる要因ともなっています。大腿骨頸部骨折は、受傷部の治癒だけでなく、治癒後の患者の生活を守る

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バストバンド固定中の患者を安全に診るための3つの看護計画

上腕骨近位端骨折や肋骨骨折の保存療法で使われるバストバンド。バストバンドを使用することで、患部が安定し、動作による痛みが軽減するため、整形外科ではよく用いられます。肋骨骨折は高齢者の日常生活でも生じることがあり、家のテーブルやタンスの角で胸をぶつける、室内での転倒など、軽度のエネルギーで受傷する方が後をたちません。上腕骨近位端骨折も同様に高齢者の転倒で生じることがあり、若い人の場合はスポーツや事故

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拘縮の看護|原因と種類ごとの特徴および介助者が可能な援助

拘縮は重度になると自立した生活がほぼ不可能になるため、介助者の役割が非常に大きくなります。拘縮患者が何に悩み、どんな問題を抱え、どのような援助を必要としているのかを知ることが大切です。 患者の病状次第では生活の全てを介助者に依存することもあるので、看護の質次第で患者のQOLは大きく左右されます。  1、拘縮とは拘縮とは、関節が他動的にも自動的にも可動域制限を起こした状態のことです。拘縮になると、

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風疹・麻疹看護 看護用語

【2024年最新】麻疹・風疹の看護|予防接種や症状・合併症、発熱時の看護

麻疹(はしか)や風疹は予防接種がありますので、そこまで感染者数

授乳看護 看護技術

【2024年最新】授乳の看護|目標や姿勢、観察項目と看護ポイント

産科病棟で勤務している看護師は、出産後の母親の授乳の看護ケアを

食中毒看護 看護用語

【2024年最新】食中毒の看護|原因・症状・看護・予防

食中毒は腹痛や嘔吐、下痢などを引き起こす疾患です。 以前

スキンケアの看護 看護計画

【2024年最新】スキンケアの看護|看護目標・計画と手順・資格

あなたはスキンケアに力を入れて看護していますか?入院中の患者さ

腹痛の看護 看護計画

【2024年最新】腹痛の看護|観察ポイントやアセスメント・部位別疾患と看護計画

腹痛の患者さんを看ることは多いと思いますが、あなたはきちんと腹